青い宝箱
@5-hydroxytryptamine
序章 - AM 2:35
夜は過ぎる。
ほんの二時間半前くらいまで今日だったものが、今はもう昨日になっている。
人間の悲喜交々や行動などまるで考慮にも入れないかのように。
今日も恙なく夜が過ぎる。
それはまるで、どうやっても止めることのできない暴走車に似ている。
立ち向かうものは、恐ろしいほどの速さで轢かれて見るも無残な姿になるのみ。
だから僕たちは、時間に立ち向かうのをやめたんだろう。
今日も悲鳴と共に、眠れない夜は過ぎていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます