第50話 検査の件でドクターへ
俺は、暑い中、ドクターのキャビネへ向かった。
ちょっと寝てるせいか、2日ほどましだった。寝ない食べない、というのは、体に悪くて当たり前だ。
俺は徹夜ができなくなったな、とは思っていたが、この一ヶ月は週に3度くらいは平気で徹夜していた。朝の3時、4時くらいに寝るのが普通になり、起きるのは7時45分くらいなので、良くない生活。
そしてこの一ヶ月は朝まで起きていることが続き、おまけにストレスがものすごくあり、まあだから寝ないで作業して、忘れようとする悪循環にあった。
足がもつれる、顔色が悪くなる、具体的に目に見えて悪い中、痛い。
母さんは「自業自得の状態、帰って来なさい」と言った。俺は、そんなわけにいかない、と言った。
ドクターのキャビネはびっくりするほど空いていた。前と違う。たまたま谷間のようだ。「遅れてすいません」というと、大丈夫、平気よ、と笑顔の美しい受付の女性が言った。母さんより若いが、多分、結構な年だ。年を取っている人が美しいと安心する。Bの上司もこんないい感じの人だったら、苦労してないのにな。
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