第32話 Bと俺と未来。


 何言うんだよ、お前……


Bは笑いながら言った。


お前な、それな、意味わかってんの?


お前、お前に必要なのは「ぬぬー」だよ、「ぬぬー」!


Bは大爆笑した。お前な、お前には「乳母」が本当にいるな。本当に手がかかる……。


俺は真っ赤になった。あ、いや、そういう意味か、そうだよな。



 俺は、まるで甘やかされた王子みたいに赤くなった。そうなんだ俺、世話してくれる人いないとダメなんだよな。


本当にもうな、しょうがねーな……


Bはそう言って笑いながらご飯を食べた。


 いやさ、ほら、彼女とか欲しい、ってそれって普通だろ。俺、邪魔だろ?


俺は、Bに出て行けと言われるとすごく困るが、そう言った。Bのプライバシー無い状態だから。


 B、お前さ、お見合いサイトとか登録すれば?


俺がそういうと、本気かお前、と笑い、俺のことは心配すんな、と言った。

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