第32話 Bと俺と未来。
何言うんだよ、お前……
Bは笑いながら言った。
お前な、それな、意味わかってんの?
お前、お前に必要なのは「ぬぬー」だよ、「ぬぬー」!
Bは大爆笑した。お前な、お前には「乳母」が本当にいるな。本当に手がかかる……。
俺は真っ赤になった。あ、いや、そういう意味か、そうだよな。
俺は、まるで甘やかされた王子みたいに赤くなった。そうなんだ俺、世話してくれる人いないとダメなんだよな。
本当にもうな、しょうがねーな……
Bはそう言って笑いながらご飯を食べた。
いやさ、ほら、彼女とか欲しい、ってそれって普通だろ。俺、邪魔だろ?
俺は、Bに出て行けと言われるとすごく困るが、そう言った。Bのプライバシー無い状態だから。
B、お前さ、お見合いサイトとか登録すれば?
俺がそういうと、本気かお前、と笑い、俺のことは心配すんな、と言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます