第132話
其の頃になると薪ストーブから石炭に代わり、円筒型のストーブを一台使用しては代わりの一台に石炭を入れておく、だからルンペンストーブと言った。
母は大工仕事が好きで鶏小屋、山羊小屋、石炭小屋まで作った。石炭の入れ替え等はかなりな寒さの中で行うので冬中大変だったであろう。丁度其の頃は私や實が微熱が続いたり洋子が百日咳に罹ったりで、極力栄養を取る努力をしていて母は鶏や山羊を飼ってくれた。
子供達は朝に山羊を池田神社近くの畑に連れて行き、杭に繋いでおいて夕方に連れて帰る世話をしてくれた。卵と山羊の乳が搾れる事でバターやチーズを作ることが出来、この時代にしては恵まれてた事であった。
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