5
「解ってるのよ? あんたも劇の前くらいから、急にアルテアスさん達と一緒にコソコソし始めたものね?
「…………」
「私達はね? あんたらみたいに
『……!』
「…………」
「それをアンタらの都合で振り回されて! 理由を聞けば『教えられません』の一点張り!!うゥッ……だからせめてちゃんと上演し切りたくって、やっとの思いで勝ち取った最後の機会も――――それさえこいつらの都合で全部メチャクチャになったんだっ!! その上まだ私達にガマンを強いるのかッ!!? ナメたこと言うのもいい加減にしろッ!!! いい加減にしてよぉっ……!!!!!!」
……思わず、顔を上げていた。
両肩を支えられながら、
それを見るロハザーが、ヴィエルナが、システィーナが、パフィラが……事情を知る者全員が、かける言葉も無く
そんな中動いたのは、
「……思いは
「ん? ああ、うん。その通りだと思うよ」
「思うだけじゃなくて、そうして。これから、少しずつでもいいから」
「? なんで君が僕にそんなこと言うのかは
「ありがとう。――――リフィリィ。今度は」
「そう、あんたが耐える番――――や、違うか。あんた
「……信じるですって?」
涙の
シータは少しの考える
「覚えてる? 私はよく覚えてるわ。すっごく腹立ってたから」
「何のこと? 腹立ったことなんてあり過ぎて、」
「そうだわよね。あのときよ、あのとき――――アマセ君が捕まって、先生たちが学長への
「――――あれが何?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます