7
「だってそうでしょ? ウチでも病気して、魔法でも治療が難しいってなった兵士とかって
「……そうなのですか」
「そりゃそうでしょ。ロクに戦えもしないくせに
「…………」
「しかもお前が居る場所は、ウチらより数段も
…………
その通り、今考えても
〝いけ――――ッ!!! ケイ・アマセ――――――ッッ!!!!〟
――以前は。
「おい!! だからなんで黙んのよそこでッ!」
「……いえ」
「フヌケが、ほんとボーっとして……あ、忘れてた。で病名は何なのよ」
「…………」
「わたしは一国の王女よ? 態度次第では、あんたのチンケな病気くらい、治せる医者を紹介してやらんことも――」
「いいえ。明かせません」
「――なによ今わたしまだ話してる途中だったろ!!」
「
「えっ――」
さしものココウェルもこの言葉には
「そして、どうやらこの病の情報はまだ、国を挙げて
「と――
父様、ときたか。
こんな
「そうです。ですからお父上――国王様の
「ふ――ふーんっ。そこまでの事情なら、わたしとて引き下がるしかないわね」
「ありがとうございます」
「でも、それじゃお前は、プレジアでは
「友達?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます