私的なキャラクターについて・主人公

 今回からキャラクターについて説明しましょう。

 キャラクターも主人公、ヒロイン、脇役や敵役など色々ジャンル分け出来る。


 今回はその中の自分の描く主人公について語りたいと思う。

 主人公と一言で言っても色んなタイプがありますよね。最強の力を持っていたり、逆に最弱だけど機転や奇策で勝利を納めたり。女好きだけどやるときはやるとか、自分に自信がなさ過ぎて相手からの言葉を素直に受け取れないとか。


 ぶっちゃけ自分が描く主人公は、割とパターンが少ないと思います。

 分類で分けるならクール系とか寡黙系に入ることが多いでしょう。一人称で書くこともあって、自分の性格に近い感じにしちゃいますから。

 まあ恋愛やコメディ要素はほぼ間違いなく入れるので、受け身になりやすい性格にしているというところもありますがね。


 まああれこれ理由付けしたところで、性格的な好みは人それぞれ。自分の描く主人公に好感を持ったりカッコ良いと思う人も居れば、キザったらしいだとか思う人も居るかもしれません。

 でもしょうがない。

 だって人それぞれ感性は違うもの。

 そもそも、自分の描く主人公は主人公らしいとは言えませんからね。

 熱血とか正義感の強いザ・主人公の隣で暴走を止めたり、そんな主人公の代わりに汚れ役を引き受ける友人みたいなポジションが似合う性格な気がします。


 子供の頃は、自分もアニメや漫画の仲間のために頑張れる主人公やリーダーポジションが好きでした。

 ただ大人になるにつれて好みも変わってきたわけです。

 優しさや思いやりにも種類があることを理解してくると、遠ざけることで守ろうとするキャラとか惹かれたりしますし。

 口数が多くはないけど、内には熱いものを秘めていて圧倒的な力で仲間を守るタイプとかも良いですよねぇ。


 とまあ自分の好み語りはここまでにして。


 こんな自分でも主人公に求めるものはあります。正確には自分が描く主人公にですけど。

 第一に自分は《完璧かつ最強キャラ》は好みません。

 普段ポンコツだけど特定の状況下では無敵、みたいなのは別ですよ。それは最強であっても完璧ではないので。

 まあただ自分も主人公を最強っぽく演出することはあります。

 連載中に『私的な魔剣鍛冶グラムスミス』の主人公であるルーク・シュナイダー。彼も1章では苦戦はあまりしているように思われない気がしますし。


 しかし、この作品ではある意味主人公のポジションはヒロインのアシュリーが務めています。

 ルークにも成長や葛藤はありますが、彼よりもアシュリーの方が回数や度合いも大きいでしょうから。

 とはいえ、ルークの強さは過去の大戦で生き抜いたことで身に付いてるものです。

 どんな状況にも対応できる魔法は使えません。使える魔法も身体強化や初級に分類される攻撃魔法くらいです。

 ただこれだけだと魅力にも欠けるかもしれませんし、他と被る可能性が高くなります。

 そのためルークには、魔剣を作れる技術を持たせました。

 まあ白より黒、光より闇、聖剣より魔剣といったように自分が好む傾向に考えた結果ですが。


 でもやはり最強ではありません。

 魔剣を用途に合わせて準備すれば対応力が上がるでしょうが、基本的に発揮される魔剣の力=消費される魔力量。

 人並み外れた魔力を持っているわけでもないため、魔剣を用いても最強と呼べる力は発揮されないからです。

 また魔剣も武器です。

 それぞれ能力は違っても耐久力はありますし、魔法を斬れる力があっても許容量を超えれば無効化できず押し負けます。


 ああだこうだ説明しましたが、まあ能力だけ見れば主人公より他のキャラクターの方が強くします。強い人物を用意しているはずです。

 ノリと勢いと変人性で書いているもうひとつの作品は別としますが(*'▽')

 だってあれは何ていうかゲーム的な強さですし、正直シリアスな戦闘とか書いてないですもん。



 さて、第二に主人公に求めるものは《精神的な強さ》です。

 俺TUEEEEE! も好きですよ。そう読者が思うような展開も書くことはあります。

 しかし、それよりも心の強さを強調したい。

 出会いがあれば別れもある。人を助けることもあれば、逆に殺すこともある。全ての者を救おうとしても、時として誰かを犠牲にしなければならない。その選択を自分がしなければならない。

 物語を書いていれば、そういうシーンはありますよね。

 現実での学園ラブコメとかを書くなら恋愛とコメディ色を強くして、それに応じた悩みや葛藤にしますが、ファンタジーなどを書くなら自分は上記のようなことを扱いたくなります。


 自分は、その場に10人居て9人助けるには1人を犠牲にしなければならない。。

 その状況で他に手がないのなら1人を犠牲にする方を選択します。作品の中でもそのような状況があれば、おそらくその行動を取らせるでしょう。結果がどうなるか時と場合によりますがね。


 自分を犠牲にしてでも他人を救う勇気。他人を思いやれる優しさ。

 それも素晴らしいと思います。ただ自分はそれよりも決断して背負って生きれることもカッコ良く思うわけです。

 まあもっと早く小説を書き始めていたら変わっていた気もしますし、今後変わっていく可能性はありますけど。



 主人公の性格や強さ、持たせたいテーマなどは人それぞれだと思います。

 これはあくまでも自分の考えです。人からすればざっくりしてるとか思ったりもするでしょう。

 ただ自分は脳内でキャラクターをキャラクターとしてではなく、ひとりの人間として見ています。

 キャラクターが動く物語を書いているのではなく、その人間の人生を物語という形で書いている。そんな風にしたいと思ってます。

 まあ脳内の人物が基本的にアニメや漫画のような感じの絵になりますので、ライトノベル以外でとなると難しいんですが( ̄▽ ̄)



 正直文章というか語る上での口調が安定していない気もしますが、探り探りやってるところはあるのでご容赦ください。多分そのうち安定します。安定してきたらわざと崩すかもしれませんが。


 次回はヒロインについて語っていきましょうかね。

 それでは、また次回!



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