75

 少女の無垢な好奇心に応えるようにあなたもじっと彼女の顔を見つめる。その瞬間はまるで時間が止まったような錯覚を覚えていた。


「ふふっ……」


 しばらくのお見合い状態の後、少女はくすっと可愛らしく笑った。その可憐な表情にあなたは見惚れてしまう。それから何となくバツが悪くなったあなたは思わず自分の頭を掻いた。

 異性に免疫のないあなたはここから先にどう言う展開に持っていけばいいのか分からず、ただその場に立っているばかりだった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886028099/episodes/1177354054886083582

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る