高2年の長男、中1年の次男、小2の三男、3人の子を持つシングルマザーです。
次男が小3の秋頃から症状が出始め、今も学校に行けない状況が続いています。
あのときから、だましだまし、日々を過ごしている感で… 私の時間は次男が小3だったころで止まっています。
克明に記されたお子さんの日々の様子、苦境に立たされたお母さんの心の葛藤、読んでいて苦しくなりました。
どうなったんだろうと、その先が知りたくて一気に読まさせていただきました。
最後まで読み、良い方向に進んだと知り、自分のことのようにほっとしました。
今も長男さんは元気でおられるでしょうか、次女さんは大丈夫でしょうか…
「もう少しがんばってみたら」と、周囲は思いがちです。学校の先生もよくそんなふうに言葉をかけてこられます。
今は高2の長男、中学の時にちょっとその気があり、休みな時期がありましたが、自分は乗り越えたとの自負があってか、今の弟を見て「学校行けよ」「学校に行かせろよ」とプレッシャーをかけてきます。
周囲の理解は重要だと思いますが、なかなか難しいですね…
成長とともに落ち着くと聞き、祈るように過ごしていますが、一進一退の日々です。
中学に入り、高校受験も視野に入ってきて、不安は増しています…
やりくりしながら過ごしていた作者の方の日々を知り、私も仕事を辞めてでも、もう少し子供と向き合う時間を作りたいなあ、後で悔やみたくないなあと思い始めています。
大変な日々のなかで、貴重な体験談を書き続けていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
kbmdr78さん、はじめまして。
コメント、レビューありがとうございます。
次女は高一の途中から通信制高校に転入し、今は目標を見つけ、来年には専門学校進学予定です。
まだ気圧により具合の悪い日もありますが、だいぶ良くなりました。
進学後は一人暮らしになるので、自分のことは自分でするように、食事や睡眠についてもリズムを崩さないように、体重落とさないように……と、気をつけさせているところです。
長男は中3、次女の時よりは体調はマシですが、このエッセイから半年以上後に、季節性(冬季間、冬至付近から春分くらいまで)の起立性調節障害ではないかと診断されました。
色々な事が重なり、不登校、うつ状態になってしまい、今も治療中です。
受験生なので、進学についても考えなければならないため、なかなか大変な状況だったりします。
進学は、学校からは全日制を勧められましたが、冬に動けないと進級も危うくなるので、通信制がいいかな……などと、次女の時の反省を踏まえて考えています。
親が滅入ってしまったり、子どもの現実を受け入れてあげられなかったりすると、かえって症状も悪化してしまうので、なるべく否定しないとか、寄り添おうとか、そういう心構えでいるようにしています。
本当に、しんどいですよね。
私は今、前の職場に期間雇用社員として採用してもらい、月16日契約で働いています。
フルタイムだと、通院や学校行事に対応出来ないためです。
正社員ではないので、経済的には大変ですが、休みのやりくりができるので、しばらくはこの働き方を続けようかと思っています。
エッセイのあと、約2年でだいぶ状況が変わりましたが、起立性調節障害との闘いはまだまだ終わっていません。
それでも、トイレにすら立てなかった次女も、おぶって保健室まで連れてった長男も、自分で立ち、少しずつですが良くなってきているので、諦めずに頑張ろうと思います。
kbmdr78さんも、しんどいところだとは思いますが、気合いを入れすぎす、無理せず、頑張ってくださいね。
お母さんが倒れたらどうにもならないと、私も言われました。
孤独な闘いではありますが、決してひとりではないと思います。
無理せず、一歩ずつ、前に進みましょう。応援しています。
完結おめでとうございます。
このエッセイのおかげで、こういう病があるということを知ることができました。
実は、私、読みながら何度かムカムカしていたんですよ。そちらのご主人の態度に。
ご主人、ひどい人でしたね。
五人も子供を作っておいて、家事育児はほぼ妻任せ。妻にフルタイムで働かせておきながら、俺の時間を要求。お子様を病院に連れて行くことをしぶったり、妻の両親にぶち切れとか……。なんか大きなお子様がもうひとりいるような。
失礼ながら、なんでこんな男と一緒にいるんだろう、離れられないのは、やっぱり経済事情なのかなあと思っていました。
御長男の様子がおかしくなってきたのは、下の子たちの寝かしつけを親代わりにやらされていたからではないのかと、推測したりしていました。
お忙しい天崎さんに代わって、手の空いているご主人がお子様方を寝かしつける役をやってくれていたなら、また違ったかもしれません。
離婚なさったということで驚きましたが、読んでいる私までほっとしてしまいました。きっとその選択は間違っていないと思います。
これでやっと自由。
徐々にでも、お子様方の様子が上向きになったようで、お喜びを申し上げます。
連載、お疲れさまでした。
今日に至るまでのさまざまな苦労や涙のひとつひとつが、すてきな未来へ続く道になりますように。
これからも応援しています。
作者からの返信
菜宮さん、お読みいただきありがとうございます!
悩みながら色々書きました。書けないこともかなり多くありました。
元旦那のことは、それこそ当初本人も興味あったらしく読んでいたので、あまり書けませんでしたが、菜宮さんの仰る通りです。
本人は会社や仕事のせいにして動かず、私が殆ど子どもの世話や家事全般をこなしていたので、色々歪みが出たのだと思います。
産んだ覚えのないデカい子どもがいた(しかも、常に気を遣わないと直ぐに拗ねる)感じでした。
苦労は外から見えませんから、「いい夫」「いいお父さん」で通っていたようです。
経済的な負担と、危機を察した上の子たちから離婚を躊躇して欲しいと訴えられたこともあって我慢していましたが、長男のピンチにも父親としてまともに動けなかった(しかも事態をややこしくした)ので、堪忍袋の緒が切れてしまいました。
長男は確かに、父親がいたのに父親代わりをしてた感じだったのかも知れません。小さい子たちといつも遊んでくれて、喧嘩のときも常に下の子たちの罪を被って怒られていたので、辛かったと思います。
私にも心の余裕がなく、庇ったり声をかけたりする機会が少なかったので、症状が出たのかな、と。
小さい時からの不調も、きっとこういうのが原因だったのだと今は思います。
もう少し、早く決断出来れば良かったですが、子どもも多いし、末っ子も小さかったので、時間がかかりました。
今は随分頼もしくなって、みんないやいや言いながら、かなり少しずつですが、家事を手伝ってくれます。
「読んでいる私まで」のところ、思わず吹き出してしまいました。
やっぱり? そうですよね。
長女の彼氏も、「なんで別れないの?」と言っていたそうです。
金銭面的には辛い日々ですが、なんとか頑張ります!
無事卒業でき卒業式にも出席出来た事
本当に良かったです。
長男さんが起立性調節障害ではないと診断して下さったお医者さま凄いですね
普通は見抜けない気がします。
原因の所でうちもかも知れないとハッとさせられました。
子供達の主人に対しての愚痴がとまりません。
今まで仕事が忙しく全く育児に関わってなかったのに、最近は家に居る事が増えて。。。
これからも5人のお子さんの元気な成長を
応援させて下さい。
頑張って下さいね。
作者からの返信
0201ayayanさん、お読みいただきありがとうございます!
長男の担当医は思春期特有の病気の専門家のようでしたので、助かりました。
今は友達と自転車で遠出するくらいに回復しています。あの冬の日、私がおぶっていたのは誰だっけ? くらいの回復具合です。
原因の件は、どこの家庭にもあるかも知れませんよ。
本人は悪気もなければ罪悪感もないので、自分の言動がどんな影響を及ぼしているか知らない訳ですから。
ぶつかる所もあると思いますが、どこに重点を置くのかだけ間違わなきゃどうにかなるのでは。
うちは決断して、スッキリしました。(金銭面以外)
こうしてエッセイにした事で、いろんな方に気をかけて頂けたのは、とてもいい経験でした。
応援、ありがとうございます!
これからも頑張ります!
私も子供がODで介護休暇中です。先日入院を勧められ、情報を探るうちにこの小説調のエッセイに出会い、引き込まれて一気読みしてしまいました。
まずはお母様の頑張りぶりに脱帽です。とても同じにできそうでなく情けないものの、考え方が綿密で真面目なところは私も少し似ております。夫は旦那様よりは動くのですが、子供の気持ちに寄り添えないのは同じで、たまにですが手も出ます。
やっぱり家庭って人間同士ぶつかり合いながら暮らしてるので、弱い子は配慮してあげないといけないけど、入院で少しでも何か一つでも立ち直れるなら試してみようかと前向きになれましたし、このエッセイのおかげで大人の成長期の子への害に気がつけたので、気をつけて行きたいと思います。
立派な個性も様々な5人もの子を、核家族もしくはシングルでちゃんと育ててらっしゃることに、心から敬意を表します。
書いてくださって、ありがとうございました。
作者からの返信
yuririneさん初めまして。
コメントありがとうございます!
実は、今年に入り、中3になった長男の方が起立性調節障害が酷くなり、また学校に行けない日々が続いています。
欝症状も出て、結局2ヶ月程入院しました。
コロナ禍で面会もなかなか出来ず大変でしたけど、ちょっと家族から離れたことで冷静に治療出来ました。
決して、入院は悪いことではないと思います。
が、その後また起きられなくなってしまったので、これは本人にはどうしようもない事だと、ある程度の諦め(悪い意味ではなく)も必要ではないかと思いました。
次女は来年進学して一人暮らしにチャレンジする気でいます。
なるべく登校時間の遅い学校を探し、自分でやりたいことを見つけたことで、頑張って自分一人でやってみようと思ったようでした。
親がとやかく言ったところで、本人の体調をコントロール出来るわけがないので、自分からやってみよう、頑張ってみようと思わせる事が何より大切ではないかと思いました。
無理をしていそうなら、別の方法だったり、遠回りしても大丈夫なことを教えてあげるのが、親のすべきことなのではないかと実感しています。
進路、将来のこと、学校で普通に過ごせたら得たはずのもの、色々悩まれていることと思います。
今はコロナ禍なので、健康な子どもたちも同じように悩んでいるのかも知れません。
ただ、起立性調節障害は、周囲がどうにか出来るものではありません。長期戦です。
悩んでいる子どもに、「大丈夫だよ」と言ってあげられたら、それだけでもだいぶ違って来るのではないでしょうか。
大変な時期だとは思いますが、気を落とさず、頑張ってください。
お互い、いつか「あの時は頑張ったよね」と言えるようになったらいいですね。