無駄に哀愁のある背中

neppi_boy

第1話

「修学旅行は遊びじゃないんですよ!‬」

「危ないから白線より中に寄って!‬」


‪小学校の教員がなんだかんだ一番俺らのこと思ってくれてたんじゃないのか。‬

‪ま、好きだったのは中学だけど。‬


‪学生生活においての教員というのは悲観的にも儚くて浅はかで、人によれば尊敬的だとか裏切らない存在とか‬

‪どちらかと言えば、前者だけどね。‬


‪日を重ねすぎて言われたことを、ただただ聞いてるだけで服従されてるような気分になった。‬

‪なにを言ってるかも分からないのに、教員という偉い立場を押し付けてくるやつもいて理不尽に思うのも仕方なかった。‬


‪は、まじでつれえ。意味わかんねえ。‬

‪そう思って気さくにも親に話した。‬

‪けど、親も「努力しなさい。がんばりなさい。」って・・・‬


‪言われた時思ったんだよね。‬

‪え?母さんの学生生活とかめちゃくちゃ気になるし見てみてえんだけどってね♪がんばってたのかな?‬



奇しくも‪次の日の朝に廊下を歩く教員の後ろ姿は、努力を感じる無駄に哀愁のある背中だったんだった。‬




‪頑張ろうぜ!!みんな!!!‬


~完結~ なんだよなぁW

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