青春の群像(第3部)35 新宿の裏通りで車を降り、ここだよと言うので見るとスナック風船と書いてあります、トンボの筋違いで近くです、中に入るとシゲさんいらっしゃい、土曜日来ると言


青春の群像(第3部)35


新宿の裏通りで車を降り、ここだよと言うので見るとスナック風船と書いてあります、トンボの筋違いで近くです、中に入るとシゲさんいらっしゃい、土曜日来ると言う事は馬で儲かった、

んでしょうと言うので、ああ、大儲けだこの兄さんはすげ~儲けたんだよ、俺の競馬の師匠だと言うので、村上だ宜しくと言うと、同業と言うので違うよクラブのマネージャーだと言うと、

店は新宿と聞くので、


クラブ岬だよと言うと、ああ、中箱の店ねここのお客も通っている人が、いるわと言ってカウンターを勧めるので座り、今日は俺のおごりだよ、シャンパンに、美味いもんだしてと言うと、

まあ、気前がいいのねと喜んだのです、シャンパンで乾杯すると、ママがアマダイの煮付けに牛タンがあるわと出したので、一口アマダイの煮付けを食べていい味だと言うと、ママが喜ん、

だのです、


島田にノミヤもやっているんだろう、わざわざ自分で馬券買いに行かなくてもと言うと、あれは若い奴にやらせているのさ、手入れを食らって捕まるわけには行かんからなと言ったのです、

兄貴はどこの組と聞くと、関東連合の理事の中野組の舎弟だよ、新宿が中野組で赤坂に戸村組の事務所がある、組長は戸村が嫌いなんだよと言ったのです、内の組長が金の殆んどを稼いで、

いるのに、


戸村組の野郎はえばりくさりやがっているんだ、とシャンパンを飲み干したのです、色々あるんだと言い、兄貴も大変だねと酌をしたのです、おはようと女の子が入って来て、シゲさん、

がいると言う事は、博打で儲かったんだと言うので、ママがこちらの村上さんがシゲさんの博打の師匠なんだってと言うので、シゲさんよりず~と若いでしょうと言って前に来て、私もと、

言うのでシャンパンを注ぐと、


おめでとうと乾杯したのです、何人女の子はいるのと聞くと私と後1人がいるわ、もう来るわよと言うので、ママと女の子に1万チップだよと内ポケットから出して渡すと、こんなに貰って、

いいの、一体いくら儲かったのと聞くので、島田が兄さんは何と45万近く儲けたんだよと言うと、え~、本当の博打打だわと驚いたのです、名刺を出して蘭です宜しくと言い、下の名前は、

と聞くので真一だよと言うと、


それじあ慎ちゃんでいいわねと言って、シゲさんは幾ら儲かったのと聞くので2万だと言うと、大儲だねと再び乾杯したのです、島田にこの金でもう一儲けしたいが博打場に案内してと言、

うと、内の博打場はダメだ、あんたみたいな博打打をつれて行くと頭に怒られるよと言うので、それでは戸村組の博打場を教えてくれと言うと、紹介なしでは入れないよと言うので、誰か、

いないのと聞くと、


俺の名前を出してもらうと困るがと言って、貸しビルのオーナーで津山と言う人の紹介だと現金を見せれば入れてくれるよ、しかしイカサマをやるので気をつける事だと言うので、どんな、

と聞くと、サクラを使ってそいつが掛ける目を出すのさ、やり方は色々あるさと言うので、イカサマには慣れているよと言うと、兄さんみたいな奴が行くと驚くよ、しかし、儲け過ぎると、

帰り道痛い目にあうよと言ったのです、


そこそこにして置くよと言うと、新宿は中野組の島内だから、戸村組の博打場は赤坂だとやっているビルを教えてくれたのです、暫くしてそれでは一稼ぎしてくるよと2万を渡すと、多す、

るわと言うので、釣りはとっておいてと言って、席を立つと兄さん気をつけなよと島田が言ったのです、店を出てタクシーに乗り赤坂に向い、ビルの前で車を降りて地下に行くと、ドア、

の前に男が立っており、


なにか用かと聞くので、津山さんの紹介だと懐の札束をみせると、ぞうぞとドアを開けたので中に入り、現金20万をチップに変えたのです、何をやりますかと言うので、まずはルーレット、

だなと言うと、場所に案内したのでイスに座りシャンパンを頼んだのです、何回かかけないで見ていると斜め向かいの男が多く賭けた時にはヒットして、小さく賭けるとハズレです、

小さく賭けたので、


同じ目に5万賭けると、あんのじょうハズレです、次ぎに25に大きく賭けたのでやはり5万を賭けるとヒットして取り戻したのです、分らないように適当にかけている振りをして、上手く、

賭けると、一時間で50万を儲けたのです、黒服の男がお客さんついていますねと言うので、それでは、次ぎのところへ行くかと言って、バカラの場所に行くのでチップを頼むと言ったの、

です、


席に座りいきなりバンカーに、20万を賭けたのです、トランプを開けるとプレイヤーが8点です、次ぎにバンカーのカード、をめくると9点だったので、バンカーの勝ちで真一の勝ちです、

勝ったり負けたりしていましたが、1時間でさつきのスロットの儲けを合計すると230万(現在の2300万)になり、これが潮時だなと言ってチップを現金に買えて受け取ったのです、


支配人が差しで一勝負をと言うので、いや、今日はこれでやめておくと言うと、そうですか、大金です誰かに送らせますかと言うので、タクシーで帰るから大丈夫だ、今度差しの勝負を、

頼むと言うとビルを出てタクシーに乗り風船に向かったのです、カジノを仕切っていた男が、奴をつけろ何者か確認するのだと言うと、ヘイと男が言って真一の後をつけたのです、


真一は風船に戻ると島田がどうだったと言うので、懐から札束を取り出して、競馬とカジノで約280万儲かったよと笑うと、皆がビックリしたのです、分け前だと島田に20万ママと女の子、

2人に10万づつの計50万を渡すと、こんなに貰っていいのと言うので、博打の金だから良いんだよと笑ったのです、こんどはワインで乾杯すると、島田が戸村組の連中はビックリした事だ、

ろうと島田が言ったのです、


お客さんにもワインを出して上げてと言うと、ママがハイと言って店に来ていた客に店からの驕りだよとみんなにワインを注いだのです、最後に差しの勝負と言っただろうと島田が言うの、

で、断ったよと言うと、それは賢明だなと言うので、せっかく儲かったのにイカサマで巻き上げられたら元もこうもないだろうと言ったのです、それでは帰るわと席を立ってドアを開ける、

と、島田達が送ってきたので、


タクシーに乗りこんだのです、ヤツパリ後をつけて来たかと言って、目黒駅で降りて公園の中に入り素早く横から抜けて、棒を拾い二人の男の後ろから、何で後をつけるんだと言うと、くそ、

~と言って殴りかかつてきたので、2人の足のふくらはぎを棒で打つとつんのめったので、博打の金を取り戻そうとしたんだろうが、そうはいかないのさ、戸村組はこんな事をやるのかその、

内叩きつぶしてやると言っておけと言うと、棒を放り投げて駅に戻り再びタクシーに乗りアパートに帰ったのです、


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