青春の群像(第3部)16 翌日は少尉は哨戒艇で出発し、真一、美樹、軍曹は遠く迂回して赤壁の後方に着陸したのです、それでは宜しくと装備を持って草原を進んで行ったのです、約二時間で辿


青春の群像(第3部)16


翌日は少尉は哨戒艇で出発し、真一、美樹、軍曹は遠く迂回して赤壁の後方に着陸したのです、それでは宜しくと装備を持って草原を進んで行ったのです、約二時間で辿りつき、伏兵に、

警戒しながら岩陰から確認すると、伏兵は配置してないようです、壁の上から長江を覗くと対岸の草藻に一隻の哨戒艇、そこから少し上流に行った対岸の草藻に哨戒艇が隠れています、


なる程ここからは全部まる見えだなと言ってはるか上流をみると約3km位上流の渓谷の出口の対岸に少尉の哨戒艇が停泊しています、無線で連絡すると少尉達は上陸して迂回して対岸の、

背後に進軍したのです、待つ事2時間配置についたので、ラジコンのスイッチをいれてエンジンを起動して進めてゆっくりと川を下っていったのです、赤壁側を航行して上流の哨戒艇に、

気づかぬ振りをして通りすぎ、


赤壁の前で哨戒艇を横にして機関砲で対岸めがけてダダダダと銃撃すると草藻から哨戒艇が姿を現し、上流の哨戒艇は長江の真ん中にすすみ、船の上からドラムカンに入った灯油を川に、

流し始めたのです、川はゆっくりとした流れで、対岸の哨戒艇は近付こうとはせず静止しいます、上流の哨戒艇に乗っていた司馬はこれで袋のネズミだと言って、もういいだろう合図を、

送ろうと言い、


もう一隻の哨戒艇に準備は整った、攻撃開始しろと司馬が無線で命令すされると、了解と返事して火の付いた弓を川の真ん中に発射したので、川もに火がつき風であっと言う間に川半分、

から赤壁側に燃えひろがったのです、真一は瞬く間に火に巻かれそうになったので上流に逃れようとフルスピードで走ると、司馬がいまだと合図するとここからも火矢が水面に発射され、

上流も火に包まれたのです、


真一は構わず炎に船を入れ司馬の乗っている哨戒艇めがけて突進すると、少佐が奴等は炎の中をこっちに真すぐ直ぐ突っ込んできますと言うと、バカめ今に火達磨になり機関は停止す、

るさと笑ったのです、あたり一面は炎と煙で見えません、もう焼け死んだ頃だろうと司馬が言うと、突然炎の中から哨戒艇が姿を現しし突進してきます、見ると船上の人間にも火がつき、

燃えています、


馬鹿な総舵手も焼け死んだはずだ回避しろと右に舵をきると、なんと追尾して来たのです、総舵手はまだ生きているようですと兵が叫ぶまもなく船尾に衝突して液体が船に降り注ぎパッ、

と火が付いたのです、少佐がガソリンです危ない前に移動してくださいと叫んだのです、船の船尾は炎につつまれたので、真一は後進させて今度は対岸の哨戒艇に向けて突進したのです、

海面の灯油に次々と引火して、


まるで火の玉が突撃しているようです、やがて対岸にいた哨戒艇の横腹に激突して止ったのですが、哨戒艇にも引火して炎が上がったのです、指揮官の大尉が皆んな岸側に飛び込んで陸、

に上がるんだ、火に巻かれて焼け死ぬぞと言うと、全員が飛び込んだのです、司馬達は回りを火で囲まれたので、暫く待つのだ時期に油は下流に流れて火は静まると、船のへさきにとど、

まっていたのです、


少佐がこの船も長く持ちませんと言うので、司馬はギリ、ギリまで我慢しろと言って、奴等は焼け死んだだろう、何人のっていたのだと少佐に聞くと、甲板人見えました、総て燃えて、

いましたから焼け死んだでしょう、後は総舵手です、これもあの炎では逃げられませんと言ったのです、何と言う連中だ死ぬのがわかっていて炎の中に突っ込むとはと言って、まさか、

あの男は船に乗っていなかったのではと司馬が言うと、


見えたのは2人と総舵手で合計3人ですから、後4人は分りませんと少佐が言い、船尾から沈没始めたので、全員飛び込んだのです、岸を向かって泳いでいると、まてよ奴は岸で待ち伏せ、

しているこっちは危険だ、赤壁が側に行くぞと方向を変えたのですが、他は聞く耳もっていません、少佐と司馬のみが赤壁側に泳いでいったのです、上空から見ていた中尉は火が付き、

もがいている兵に片っ端から、


砂を被せると火が消えたので、慌てて岸に泳いだのです、対岸に泳ぎ着きホッカリしていると少尉が草むらから現れ、武器を捨てて手を頭の上に載せるんだ動けば射殺すると威嚇に機関銃、

を空に向かってダダダダと発射すると、全員が手を頭の上に上げたのです、慌てて飛び込んだので将校以外は武器はだれも持っていません、大尉の拳銃を抜き取り、全員座らせると、大尉、

が、


部下を火の海に突入させるとはと言うので、ここにいる部下と村上さん、中尉、軍曹が全員だと答えると、だれが哨戒艇を操舵していたのだと聞くので、軍機なので教えられないと笑った、

のです、赤壁側に辿りついた司馬は銃声を聞いて、ヤッパリ我々を船から追い落として待ち伏せしていたのか、何と言う奴だと言うと、少佐が事は総て敗れました、この際は諦めて投降し、

ましょうと言うと、


国家反逆罪で死刑になるぞ、ここから逃れてソ連に亡命しょう、資金はソ連の銀行にタップリ隠してあると言うと、それでは近くの村に立ち寄るのは危険です、ここから北に20kmいった所、

に陸軍の基地があります、そこには元私の部下が何人かいます、ヘリを調達しましょう私はヘリの操縦もできますと言うので、暗くなるまでここに潜み、暗くなったら出発しょう、しかし、

死ぬのが分ってなぜ炎に突入したんだ、


日本人なら神風としてやるかもしれんが、解放軍の兵士がやるとは信じられんと言うと、奴は東洋鬼ですよなにをやるかわかりません、今回は及びもしない戦術で完敗したではないですか、

相手にしたのが間違いだったんですよと言うと、直ぐに日本へ戻るだろう、時期を見計って戻り、青江達を脅かして復帰すればいいさと司馬が言ったのです、中尉は真一を拾って少尉のい、

る裏の草原に着陸して傍に行くと、


少尉が司馬と少佐以外は全員拘束しました、やけどは何人かしていますが重傷者はいませんと言ったのです、そうか、こちらに待ち構えていると気がついて赤壁側に泳いでいったんだなと、

言うと、中尉が遠くには行っていません、捜索しましょうと言うので、真一がほうっておけばいい、後は保安部にまかせようと言うと、了解しました、紅少佐に連絡しましたので、程なく、

ヘリが来るでしょうと中尉が言ったのです、


二機の大型軍用ヘリが草原に着陸して、紅少佐が降りて来たので中尉が報告すると、手配はしてあります、時期に拘束されるでしょうと言って、拘束した10人をヘリに乗せたのです紅少佐、

がお見事な作戦でしたと敬礼すると、哨戒艇3隻、ヘリ1機を失いましたと言うと、それ位で人民軍は潰れませんと笑ったのです、彼らは国家反逆罪で軍法会議にかけられますと言うので、

彼らは司馬の命令を実行しただけです、


なるべく穏便な処置をするように次官に言ってくださいと言うと、了解しました、そう伝えます、それでは基地に帰ります、後をついて来てくださいと敬礼したので、承知してヘリに乗り、

込んだのです、真一が中尉に司馬はまだ赤壁の岩陰に隠れているだろう、赤壁の壁の上をガトリング砲で銃撃して脅かしてやれと言うと、了解と言って赤壁に向い壁に向かってガトリング、

砲で砲撃したのです、


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