青春の群像(第3部)12 翌日目を覚ますと隣に中尉が寝ています、真一の顔を見てニッコリ笑い、起き上がってシャュワーに行ったのです、シャワーから上がってくると、ボスもと言うのでシャ


青春の群像(第3部)12


翌日目を覚ますと隣に中尉が寝ています、真一の顔を見てニッコリ笑い、起き上がってシャュワーに行ったのです、シャワーから上がってくると、ボスもと言うのでシャワーを浴び来ると、

食事に行きましょうと連れ立って1階のレストランに行き朝食を頼んだのです、ビールで乾杯して、中尉がいよいよ決戦ですね言うので、中尉の腕が頼りだ宜しくと再びグラスを合わした、

のです、


傍に1人の軍人が来て、保安部の丁軍曹であります、今回の作戦に同行します表に車が用意してありますと言うので、中尉がご苦労支度が出来るまで車で待機しろと言うと、了解しました、

と敬礼して傍を離れたのです、中尉が長江の出身で道案内です、哨戒艇には海軍から4人が乗船して合計7人で作戦にあたりますと言ったのです、部屋に戻り戦闘服に着替えて、装備を持ち、

ジープに乗り込むと、


北京郊外の基地に向かったのです、司令官が出迎え哨戒艇は用意してありますと案内したのです、4人が整列して、今回の作戦に同行します、孫少尉以下4名でありますと敬礼したのです、

真一がご苦労様、宜しくと言うと、司令官が陸軍の反動分子が画策しているとの情報です、くれぐれも用心してください、周次官より全面的に協力するようにとの事です、ヘリ、戦闘機、

は待機してありますと言うので、


お世話になりますと握手をして哨戒艇に乗り込んだのです、少尉がそれでは出発と声をかけると、哨戒艇は勢い良く長江を下っていったのです、暫く進むと街並は消えて水墨画みたいな、

景色に変ってきたので、素晴らしい景色だねと言うと、軍曹が3峡だけでも130㌔はあります、今は観光船は禁止されていますが、以前は川くだりで賑わっていたんですよと話したのです、


少尉がこの哨戒艇は両舷に20m機関砲が装備されており、時速60kは出せます、中にはロケット砲2門が搭載されています、船室にベットがあり6人が寝ることが出来ます、1人は交代で、

見張り役となりますと言って、コーヒーをどうぞと兵隊差し出すので受け取り、村上真一ですと挨拶すると、それぞれが自己紹介したのです、少尉危険な任務につかせて申し訳ないと、

言うと、


気にしないでください、村上さんは中国の為に危険を省みず尽力されていると聞きました、それに協力するのは隊員一同誉れな事ですと言うので、この川幅では機関銃のタマは射程距離、

になります、くれぐれも射程距離内には入ってはいけません、ミッションの実行は私と中尉が実行します、援護をお願いしますと言うと、2人が危険な場合は射程距離ないでも戦闘には、

参加しますよと笑ったのです、


それでは全員試射をしましょうと言って全員が機関銃の試射をしたのです、中尉がこれをやらないと玉がでない事があるんで、必ず戦闘前に行うのですと言ったのです、ボスもトカレフ、

で試射してくださいと言い、あの岸までは約50mです、トカレフの射程距離は80mですが有効距離は50mと言うところです、あの木に当ててみてくださいと言うので、トカレフを取り出し、

て、


実弾の弾倉をセットして安全装置を外して、狙いを定めて2発撃ったのです、タマは見事に木の真ん中に二発命中したので、皆が驚いています、中尉が凄い腕前ではないですか、衝撃防止、

で少し重心を下げるなんてプロですねと言うので、ヤクザにコツを教わったのだよと言うと、トカレフで50mの的を当てるのは至難の業ですよと言って、今度は中尉が軍用拳銃を取り出、

して狙いを定めて撃つと、


これも二発木の真ん中を撃ちぬいたのです、真一がなる程凄腕だなと言うと、少尉が2人で一個小隊の戦力ですねと言ったのです、中尉がこんどはMK47機関銃でやっみてください、反動、

拳銃の3倍ありますので肩で衝撃を吸収してください、射程距離は1200Mで有効距離は800Mです、あの山の中腹の木が約800Mくらいですと言うので、銃を受け取り安全装置をはずして肩、

に着て引き金を引くと、


ダダダダと音がして肩に衝撃をかんじたのです、これもタマの殆んどが、木に当たり白い煙が出たのです、みんながお~と声を出して、驚いたのです、安全装置をかけて中尉にもどすと、

狙撃手になれますねと笑ったのです、少尉がこの中にはあの木に当てられる隊員はいませんよ、なんだか我々が護衛されるみたいですねと笑ったのです、お昼になり昼飯を食べましょう、

と弁当を出したので受け取り、


腰掛けて開くと、チヤーハンにから揚げ弁当です、コップにヤカンから次ぐので受け取り飲むとウーロン茶です、喉をうるおし弁当を食べると中々美味い弁当ですねと言うと、中尉が、

特別なんですよと言うと、なる程と頷いたのです、少尉馬鹿にして聞くのではないんだけど、解放軍の兵士は満足に食料が配布されずに大変と聞きましたがと言うと、ご存知でしたか、

そうなんです、


今回は補給部から特別に糧秣が支給されたので隊員が喜んでいますと言うのでの、そうですか、それは大変ですねと言って、弁当を食べ終わると、リュクサックから折りたたみの釣竿を、

だして延ばすと1になります、スピードを緩めてくださいと言うと了解と総舵手がゆるめると、川に投げ入れるて待つと直ぐにグググと竿がしなるのでリールを巻くと凄い手ごたえです、

海面に顔を出したので、


少し持ち上げるとおとなしくなったので、引き揚げると大きな鯉みたいな魚です、中尉が4鮒と言って日本では鮒の一種ですよ、しかし、なんのえさで釣ったんですかと聞くので疑似餌、

だよと見せると、なんで出来ているんですかと聞くので、コンドームと言う避妊具を切手ヒラヒラをつけると虫に見えるんだよと言うと、中尉が少し赤い顔をしたのです、少尉がこれは、

驚いたと言うので、


軍規で釣りは禁止なんでしょう、しかし、配給が難しいなら許可すべきですねと言うと、泥臭い魚ですよと言うので、良い調理方法があるんですよ、今日はみんなにご馳走しましょうと、

言って竿を入れまたたく間に5匹を釣り上げたのです、中にうなぎが二匹かかっており、大きなうなぎで10人前くらいとれそうです、うなぎもいるんだと言うと、中尉がアジアの川なら、

どこでもいますよと言ったのです、


二時間で瞿塘峡入口に到達しますと言うのでそこで野営しましょうと地図をだして、敵は一晩中岩ハダに張り付いている事になります、明け方前に私と中尉はここから山に登ります、

背後あたりについたら、朝あけると同時に三峡に入り赤外線で探知してください、敵を発見したら近付かないで無線で知らせてください、傍受されているかも知れませんので、座標、

の頭に数字の15をつけます、


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