エリスロミクロン(ダニオ・ミクロラスボラ)
見た目は小指第一関節サイズのヤマメ。
ヤマメそっくりの模様と体色なのだが、とても小さいので模様を楽しむなら単種多数飼育でストレスのない環境で飼えば発色が強くなる。
また、小さいが臆病ではないらしく人が来ると水草に隠れるが、すぐに出てくるので観察はしやすい。さらにエサは水槽全域を積極的に探すので世話もしやすい。ただ、熱帯魚のなかでは短命な方で弱ってくると尻尾が垂れてきて、その状態で一ヶ月は生きるが、稚魚から育てたわけでもない限り半年から一年の間に死んでいくと考えてほしい。命には必ず限りがあるので、その期間を彼らが幸せに暮らせるよう心がけて日々の世話をすると長生きするはず。
混泳には素晴らしく向く。小さいがエサをよく食べるし好き嫌いもない。そのうえ、ストレスからか餌付くのに時間がかかる同種のハナビがつられて積極的に動くようになるなど、かつてミクロラスボラと呼ばれていたダニオの仲間を飼育したいときには前もって本種を導入しておくと、ストレスで死ぬ個体を抑えることができるうえにエサもよく食べるようになるので、入れておいて損はない。だが、そのほかの種類との混泳は中層を泳ぐ他種に怯えないように10匹単位の群れを形成できるように購入しておくことが望ましい。
おまけとして、ここ数年でダニオの仲間は生物学的な分類の再編がなされており、ミクロラスボラ等の区分けから除外されるサカナがおり、分類名称については大きな区分けとして私はダニオの名前を使っている。
ただ、熱帯魚店等では日本に定着した頃の名称のまま売られ続けるだろうし、趣味の範囲であればサカナの正確な名称は気にしない方が良いかもしれない。
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