第11話 スパルトイとの闘い

 ダンジョンの中を進んでく四人と一匹。

 俺たち白バラ十字団(?)はハロウィン城の地下一階に来ていた。

 建物の構造は地上2階建てに地下が一〇〇層まである。

 シムゲームでは多くの場合、奥に潜んでるボスを倒して誰かを救い出せばクリアといったストーリーっぽいものはない。設定上、冒険者が仕事の依頼をされて危険なモンスターなどを討伐しに行くという流れにはなっているが、物語がダンジョンの攻略に絡んでくることは滅多になく、暇なときにスマホでシムゲーム・アプリを開いて『ストーリー』の項目を参照すれば知ることはできる、といった程度のおまけ要素である。

 ハロウィン城という舞台が十分に物語を表現しているし、かわいいお化けやゾンビを怖がりながら楽しめばいいというコンセプトも明確である。

 ダンジョンは一〇〇層まであるのが基本なので、プレイヤーは好きな階層に潜ってモンスターを狩ればいい。一〇〇層まで行けばクリアとかそんなルールはないので、好きな階、好きな場所、好きな難度をプレイヤーは選んで、自分のスタイルで遊べばいい。

 階層フロアごとに何が違うかといえば、その空間のデザインや景色、町並みや世界観、モンスターの強さや傾向が変わるだけである。

 このゲームでは、冒険者はその世界の中で自由である。

 難度の高いダンジョンを攻略するのはべつに義務じゃない。安全で楽なところを選んで小銭を稼ぐのだって、プレイヤーの意思次第だ。

 べつに戦うことに固執しなくてもいい。遊び方は冒険者が選ぶ。大都会に行って賑やかに娯楽を楽しんでもいいし、田舎でのんびりしててもいい。食べ物が美味しい国や地域を巡るのも自由だし、魔法を習える学校に通うのも自分の選択次第だ。

 自由に遊べばいい。

 一〇〇層を目指す必要はなく好きなフロアで好きな戦いをすればいい。

 俺たちはひとまず地下3階に来ていた。

 この辺りのモンスターはまだ脅威という程ではない。(プレイヤーに優しい。)

 薄暗い城の中だがひっそりと樹木が生え、その周りに緑がかった光を放つ蝶が舞っている。

 光の届かない地下でも生物が育つのは何故なのか。アプリの『ハロウィンゆうれい城』のページに解説が記してある。それによると、ここのダンジョンには所々に温泉が湧いていて熱水の湖を形成しているが、その湧き出るお湯に含まれる硫化水素や炭酸ガスを元に微生物が繁栄し、生態系の下層を構築してるようだ。

 つまりは、光以外の物質をエネルギーにして生物が育っている。樹木が葉を繁らせてるのは、発光する蝶が舞ってるおかげでわずかな光でも光合成を行えるからかもしれない。

 生物の放つ微弱な光で照らされた城内だが、場所によっては思いの外明るい。

 我々の周りはカボタンの明かりが照らしてくれるので、つねに十分な明るさが保たれていた。

 温泉湖が見える広い空間にでると、何かが近づいてくる気配がした。

 静止した空気の中から幽霊のように姿を現したのは、骸骨のような見た目の四体の剣士。

 スパルトイ・ゴーストたちだった。



 見た目にも手強そうな敵が四体。これを処理するのは楽ではなさそうだと感覚が伝える。

「え。やだ、気持ち悪くて怖い!」

 エリカが正直な感想を述べてる間に、俺は空間から長剣ティルフィングを取り出して構える。

「四方から取り囲まれた……。この辺の敵は出現のし方もえぐいね。」

 タカシの言うとおり、敵がただ四体ならまだしも俺たちは囲まれてる。

 背後にも注意を向けておかないと、大幅に時間を削られてしまう。

「どうせ見かけ倒しでしょ。二体ずつ分担すればすぐに終わるわ。マヒロとエリカはそっちの二体をお願い!」

 シオリが状況を判断して作戦を伝える。

 確かに、この囲まれた配置では四人で共闘するよりも分業したほうが戦いやすい。

 リーダーの指示に問題はないので、俺がさらに細かい作戦をエリカに伝える。

 「エリカ、魔法だ。右のやつから頼む!」

 「あ、うん。ねえ、この人たちこれだけキモイ見た目をしてるってことは、相当強いんじゃないの?」

 エリカがオークの杖を取り出しながら、敵の強さを見た目で推し量る。

「敵の強さは関係ない。俺が一撃で仕留めればそれで終わる。落ちついて、魔法を。」

「わかった。とりあえず魔法、撃つ。」

 言い終わるや否や、すぐに杖の先に火球が形作られて敵の一体に向けて放たれる。

 軌道を眺めてる時間ももったいないので、俺は火球よりも先に敵目がけて飛び出し、魔法の直撃と同時に敵のコアに剣を突き刺した。

 成功率としては五〇%ほどの即死技だが、うまく急所をとらえ瞬殺する。

 骸骨のスパルトイような肉体の無いモンスターでも外から急所のコアを見ることはできない。だが、当たり判定としてはちゃんと存在してる。

 敵が消え去った後、もう一体のスパルトイが俺に向けて剣を振り下ろしていた。

 サイズは大きいが、予想外にすばやい。

 避けることを試みようか迷ったが、そのまま敵の剣を受けることにする。

 攻撃をかわせる確率が低いと判断したので、無理に避けようとせず敵に斬られながらカウンターを狙ったほうが良策だからだ。

 俺の肉体アバターと時間が敵に削られてる間に、エリカの二発目の魔法が発射された。

 スパルトイの身体に横から火球が直撃し、それと同時に俺の剣もコアを至近距離から斬り払う。

 カウンターによる一撃であれば、敵が動きを止めてる間にすぐ近くから急所を狙えるため、大体8割以上の確率で敵を即死に至らしめることができる。

 二体目のスパルトイも運よく、またたく間に消え去ってくれた。

 攻撃をあえて食らいTPを犠牲にしながらの戦い方ではあるが、計2ターンでスパルトイ二体を片付けられた。

 俺はタカシ・シオリの戦闘バトルに参加するべきかと後ろを振り向いたところ、一瞬目を疑った。

 タカシが2人、シオリが2人。

 計4人の人間がスパルトイ・ゴースト二体を取り囲んでいる。

 最初は囲まれてたはずの俺たちだが、いつの間にか形勢が逆転していた。

「あれ? タカシ君とシオリが二人になってるよ。なんでだろう?」

 エリカも状況を目の当たりにし、素朴な疑問を呈する。

 俺はとりあえず戦いを見守ることにした。

 二人いるタカシが投げ斧フランキスカで敵をグループごと攻撃。

 当然、武器も二つになるので敵二体に二回ずつの時間TPダメージを与える。

 すなわち、計4回TPを奪い去る。

 次に、二人のシオリが魔法の詠唱を終えると、氷槍ヒュノムスが敵グループに降り注いだ。

 これも、グループ攻撃の魔法が二人分なので、4回分の時間TPダメージとなる。

 二体のスパルトイは情報の断片となって消失した。

 タカシとシオリの戦いはパッと見で分かるほどに変わっていた。

 敵の消滅後、俺とエリカが四人を見守る中、二人いる彼らのうちの一方がもう片方に歩み寄って重なり、融合してしまった。タカシとシオリは今は一人ずつここにいる。

 俺はたった今見た光景を何度か頭の中でくり返し思い描きながら、少し考えつつ口を開いた。

「お疲れ、お二人さん。ところで、今のもトゥルパなのか?」

 シオリが俺のほうを向いて答える。

「あら、よく分かったわね。若干、違うけど半分は正解。カボタンに掛けた魔法をあたしたちの分身を作るのにも使ってるのよね。これにはタカシの能力も関係してるのだけど……。」

 エリカが不思議そうな顔をする。

「カボタンに掛けた魔法って、人工知能を作るってやつ? スピリチュアルAIだっけ……? でも、それって人形のような生命を封入する器が要るんじゃないの? なぜ、そのタルパってので自分の分身まで作れちゃうわけ……?」

 今度はタカシが答える。

「トゥルパね、タルパでも間違ってはないけど。その質問にお答えすると、実はボクの作り出した分身アバターを人工精霊の器として用いてるからなんだ。ボクのゲーム上の職業は木こりと言って、斧などで木を切り倒して生計を立てる仕事なんだ。森林と深いつながりがあるので、森の妖精の力を借りることができるフシギな特性をもってるよ。

 剣士や兵士に比べて力は劣る分、そのフシギな力で影を素材に自らの分身を作ることができる。プレイヤー一人につき一体だけ、二人分まで分身アバターを生み出せるけど、魔法以外の物質的な攻撃を一回受けると消えて元の影に戻ってしまう。

 つまり、敵の物質的な攻撃から一回だけ身代わりになって守ってくれる。魔法は防いでくれないけどね。」

「へえ、分身アバターなんてのがあるんだ。でも、それってすごく便利なんじゃないの? 敵からの攻撃が一回無効になるから、プレイヤーの持ち時間もなかなか減らないよね?」

 エリカが再び質問する。

「木こりってマイナーな職業で、剣士などのメジャー職に比べると力も守りも劣るんだ。そんな弱小職を救済するための策として分身アバターがあるだけだろうから、初級のモンスター相手ならともかく中級以上のフィールドでは微妙な能力かもしれないね。

 とくにシオリも心霊術師とスピリチュアリストいうマイナー職だけに、うちのパーティーはとにかく戦力に劣る。こんなメンバーでどうやって生き残ったらいいか、最初はけっこう悩んだりもしたよ。」

 ゲームではマイナーな職種は、能力でステータスも装備でも恵まれないことが多い。だが、その分特殊な技が使えたりして状況によってはメジャー職以上に強くなりうる。

「なんで、そんな弱い職業にしたの? 他にも強そうなのはいっぱいあるのに?」

 エリカが素朴に思ったことを口にする。

「いい質問だね。だが、これは己れの直感に従ったという他はない。最初に感じたんだ、自分には剣士や盗賊みたいなのは合わない。なんとなく、自分に合ってるのはこれなんじゃないかとね。それ以外には説明のしようがない感覚なんだ。」

「ふうん。そういうこともあるんだ。」

 タカシの言う直感、いわゆるピンと来る感覚というのはわりと誰にでもあるものかもしれない。俺が自分の職に剣士を選んだのも、何となくそれが自分に合ってると思ったからだし、エリカの魔法使いにしてもたぶん同じだろう。また、シオリが心霊術師をスピリチュアリストやってるのも同様の理由からではないだろうか。

「つまり、ボクたちはマイナー職業のパーティーなわけだけど、この木こりの特性である分身アバターというのが一回の被ダメージで消えてしまう儚い存在のわりには、ゲームのデータ上はプレイヤーと全く同じ時間と装備、魔法を所有しているんだ。

 プレイヤーの身代わりとして召喚された一時的な分身にも関わらず、データ的には本人と全く同一の強さを持っている。そのシステム上の仕様をうまく利用したのが、ボクたちの分身精霊アバタープネブマということになるんだろうね。」

「どういうこと……?」

 ゲームの仕組みについては疎いエリカが、今の説明だけで理解するのは難しいだろう。

 俺が補足しつつ、タカシに訊ねる。

「要するに、タカシが生み出す分身アバターはプレイヤーと同じ強さの器で、魂はもたずすぐに消えてしまう。シオリが作る人工精霊は肉体をもたない霊魂みたいなもの。霊は不滅だが、器としての肉体をもたないと現世では活動できない。

 だから、タカシの分身アバターを器にして、シオリのトゥルパを封入してしまったわけだな? カボタンを生み出したのと同じことを、プレイヤーと同じ時間・強さをもつ分身アバターにも行った。その結果、ただのプレイヤーの形をした身代わり人形でしかなかった分身アバターは、不滅の魂を得て知性をもったもう一体のプレイヤーへと進化した。

 この解釈でだいたい当たってるだろうか?」

 今度はシオリが口を開く。

「さすが、ゲームに詳しいだけに理解が早いわね。タカシはあたしたちのことをマイナー職の弱小パーティーとか言ってるけど、それは時代の先を見る目がないからそう思うだけよ。あたしは霊界と交信をする者、タカシは自然のシステムと共生する者。それぞれ、現実の中の高度で本質的な領域に携わる技術者エンジニアと言えるわ。生態系を操る者と霊界に介入する者とが協力すれば、いまどき新しい生命くらい作れてもおかしくはないわよね?」

 シオリは当然のように言うが、この二人はどう考えてもゲームの枠にまるではまってない。

 職業の選び方から魔法の使い方まで、普通のプレイヤーとは明らかに違うことをやってる。

 その上で、自分と同じ能力の分身AIを作り出して戦術の幅を広げた。

 実質、二人が四人になってるのだから戦力は倍である。

 一人につき一回行動するところを、二回分動けるようなものだ。

 これがどれだけ反則チート級の強さか、RPGのプレイ経験のある者なら容易に分かるだろう。

 タカシとシオリのパーティーは、頭一つ抜けて強い。

 本人たちの言う弱小職であることのデメリットを差し引いても、十分におつりが来るほどのメリットがある。

 さすがに、中級のダンジョンで生き残ってるプレイヤーたちだ。

 このシムゲームでそこそこの利益を出せて稼げるのは、たったの上位数%。(←俺たちはここ。)

 バイトの最低賃金より高い安定収入を得てる者となれば、上位1%にも満たない。

 そのシビアとも言えるゲームの中で、けっこう値段の張る装備と魔法を所有してるという時点で、この二人は相当な上位プレイヤーのはずだ。少なくとも、俺たちより稼いでるのは間違いないだろう。

 タカシとシオリはマイナーな者同士でコンビを組んだ結果、メジャーを超えうる戦い方と強さを手に入れた。

 知っていれば誰でもできるやり方だが、知らないとできない。

「シオリはこの分身AIのことを当然みたいに言うけど、最初はたまたま見つけただけだったんだ。もともと幻身トゥルパって何の役に立つのか微妙な魔法なんだよ。人工知能を作り出せるとは言っても、それでカボタンみたいなマスコットが生まれてただかわいいだけだったり……。直接、戦闘バトルに関係する技術じテクニックゃない。

 シオリは幻身トゥルパが何かに使えるはずだと言って、なぜかボクに向かって魔法を使いだした。狂戦士バーサーク化して力がアップするのではと考えたらしいが、ボクがAI化して自分の意思で肉体を動かせなくなるのは正直困る。だが、結果的にそういう使い方はできないと分かった。」

「いえ、厳密にはできてたわよ。タカシが自分に魔法を向けられた恐怖で金縛りになってたから、自分の意思では動けなくなってたわね。」

 シオリが横からツッコミを入れる。

「えっと……、それより魔法はボクにはかからずボクと重なるように存在してた分身アバターのほうに効いてしまった。身代わりとして敵の攻撃を受けるだけのプログラムをもった肉壁に、AIが組み込めるとその時分かった。

 さらに、肉体はもろいが精神は不滅。というゲーム思想が反映してるゆえか、一時的な存在にすぎなかった分身アバター霊魂をスピリットもった途端、プレイヤーと同じ時間を生きつづけるようになった。

 これは、一回の攻撃で消え去ってしまう分身アバターの設定が、幻身トゥルパによって器と同じ寿命をもつように上書きされたとも考えられるね。分身精霊アバタープネブマはアバターとトゥルパ、二つの魔法が融合されてる。一種の合体魔法ということになるけど、こんな時どちらの魔法の効果がより優先されるかというと、精神は肉体より上位という考え方からトゥルパのほうになるんだと思われる。

 分身アバターはトゥルパの性質に書き換えられ、影のように消え去るものではなく肉体の寿命ぶんだけ在りつづけるように変わった。早い話、ボクたちは二倍の戦力を持てるようになった。」

 タカシの説明によると、何の役に立つかよく分からない魔法を試しにおかしイレギュラーなやり方で使ってみたら、たまたまではあるが新しい使い道を発見したということになる。

 だが、偶然にとは言っても定石通りのことだけをやってたら見つけられなかった使い道ではある。

「タカシはちょっと勘が鈍いのよね。偶々ラッキーで見つけた魔法の使い方っていうのは、ちょっと謙遜しすぎな言い方だわ。このゲームの根っこにある思想として、徹底して無意味なものを作らないというのがあるわ。単調なレベル上げの作業、長大なストーリー、レアアイテムの収集など……。トゥルパは一見役に立たなそうな魔法だけど、ただマスコットキャラを作って終わるだけの技術でテクノロジーはないはずよ。必ず戦闘バトルにおいて有益な使い道があるに違いないと、容易に想像はできるじゃないの。あたしはそこまで読んだ上で魔法の実験をしてみたまでよ。」

 シオリは自信まんまんにタカシの言説を否定してみせる。

 マイナーな職を選んだのも新たな魔法の使い道を発見したのも、シオリには先を読む鋭い勘があるからということらしい……。

「いや、このゲームには意味のないお遊び要素もけっこうあるじゃないか。エリカ君やマヒロ君が着ているようなハロウィンのコスプレ衣装だって、ただの気楽な着せ替え遊びなわけだし。衣装によってゲームの進行が変わったりしないのは、すでにボクたちが試して分かってるはずだ。さらに言えば、シオリのトゥルパによって人間が狂戦士バーサーク化するという予想も外れているから、べつに勘が鋭いとも言えない……。」

「…………。」

 タカシから鋭いツッコミが入り、多弁なシオリも言葉を失う。

 不満げにほっぺを赤くして黙り込んでしまった。

「まあ、でもシオリはやっぱり偉いよ。勘違いもあるとはいえ、無駄かもしれないことを試してみて、結果的には新しいやり方を見つけたんだから。普通の人は、無駄かもしれないことは思いついてもやらない。シオリは、自分の思いつきを実際に試した。結果は試さなければ生まれない。試したところで大抵何も起こらないけれど、何もしなければ結果もいつまでも出ない。

 大半の人は何もやらない。シオリはやった。そこが普通の人と違うからシオリは偉い。シオリはわりとできる女。」

 エリカが淡々とシオリの発見を評価する。

 友だちだから慰めてるのではなく、客観的に思うことを口にしてるんだろう。

「エリカ……。やっぱりあたしの友だちだけあって、あなた頭良いわね。分かってるじゃないの。あなたはつねに理屈的に正しいことを言っているわ。」

 シオリは表情が明るくなって目の色が輝きだした。

 タカシはそんなシオリの様子を見て、肩をすくめる。

「やれやれ。さっきまでは、エリカ君のことをキカイみたいな心の人間と言っていたのに……。女子の友情というのはコロコロと変わるものだね。」

 分かったのは、タカシとシオリのコンビは強いということだ。

 だからこそ、今まで勝ちつづけてきた。

 常勝するにはごまかしでない強さが要る。

 彼らの強さには明確な理由があった。

 それは、やるかやらないかの選択を迫られた時に、シオリはやったからだった。

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