肢機の操縦方式から、主人公、ヘキの生い立ち、人間の持つ意識へと繋がっていく哲学的な存在論が、美しい文体で綴られてとても魅力的な作品でした。自分にはこれほど綺麗なまとまった文は書けないなぁ、と劣等感を抱きながら読みました。登場人物も誰もが確固たる役割を演じながら個性を際立たせ、とても魅力的な人物ばかりです。静かで美しいSFが好きな人におすすめ。