『HEATMIZER』

木村浪漫

『NAME OF LIFE』

Passage1: ──私のパパとママは、愛を籠めて私に名前を付けた。

     幸せになれますように、不幸せになりませんように、

     ねがいを籠めて。私の名を呼ぶ。

     そっと、愛をのろうように──『NAME OF LIFE』

 

 ──あたしの内側で、虹霓色の球体が輝いている。


 あたしの心が震えるたびに、熱を帯びながらその色彩を変えていく、虹霓色レインボー・カラーの球体。

 例えるならばそれは、酸化して古くなった油膜フィルムの色に似ていると思う。

 球体の光沢は鈍く金属色に輝いて、光の屈折によってその色相を変えていく。

 七色に近くて、虹色にひとしい。

 でも、七色では数が足りない。虹色ではとても言い足りない。

 だからあたしは、その色の一つ一つに、名前をつけていく。

 真紅の爆発炎色。金糸鳥の声色。木漏れ日色。パンケーキの甘い蜂蜜色。熱帯雨林の空気色。宇宙空間の銀河色。渦巻き模様の猫の目色。

 駄目だな、全然、と思う。

 ぜーんぜん、そのままのいろを、そのまんまで表せていない。

 あたしは絶望的な気分になる。

 ──こんなんじゃ、宇宙人、、、には、きっと伝わりやしないんだから。

 なんだか堪らなくなって、あたしは『ナー♪』と内なる声を響かせてみる。

 球体の表面が、粘性を帯びて跳ねた。

 太陽フレアのように。跳び魚のように。オルガスムスのように。

 波が来た。

 音の波が、あたしに吹き付ける。

 洪水のように。流れ星のように。涙のように。

 ──ナナナ・ナー・ナー・ナー♪/アー♯/ア♭/ア・ア・ア・アー♪ 

 あたしは音の波に乗る。

 波乗りのように。船乗りのように。風乗りのように。やってきたサウンドに乗る。

 あたしは加速していく。風よりも速く。音よりも速く。波よりも速く。

 あたしは意識を更に加速する。全身で虹霓色の球体全部を知覚する。温度を。形状を。色層を。音階を。──球体が放つ引力を感覚する。あたしはその力を全力で掴む。あたしは振り子のように回転しながら速度を上昇させていく。

 衛星のように。惑星のように。銀河系のように。

 遠心力で爆発的に加速した意識が、肉体を脱ぎ捨てていく。

 あたしは目じゃないところで色をみる。

 あたしは耳じゃないところで音をきく。

 あたしは指じゃないところでかたちに触れる。

 ──魂の軌道速度。

 この速度じゃないと、到底この一瞬の音は捕まえられない。

 あたしが球体の表面に触れた。そっと撫でる。その輪郭をなぞるように傷をつける。

 球体がその表情を変えた。噴火する山肌のように。溶け出した溶岩のように。襲い掛かる岩石流のように。

 傷口から音譜が飛び出した。渦巻き色の衝撃波のように。猫の目色の閃光のように。爆炎色の炸裂のように。あたしの内側を音階が駆け抜けていく。音域が吹き抜けていく。音節が通過していく。

 ──楽しい。

 あたしは単純で飛び飛びな高速飛行する音色の塊を音楽に変換していく。

 五線譜に貼り付けて、楽器で縛り付けて、声楽に閉じ込めていく。

 球体は回転している。全体で歌っている。歌声は周囲の大気を巻き込んで更に回転する。

 あたしはただ、地鳴りみたいに揺れるよろこびの中にいる。

 歓喜の中に。興奮の中に。情熱の中に。衝動の中に。純粋の中に。

 嵐のように激しい夢中サウダージの内側に、あたしはいる──!

 

 だれでもない、あなたへ──。


 ──線の細い、柔らかい、懐かしい声が、あたしを内側から引っ張り出した。

 携帯のアラームが古いラブソングを奏でている。

 気怠くて歯切れの悪いドラムのリズムと、自己主張が強いベースラインの上を、凄く生意気、、、じがするギターサウンドが走っていく。

 ゆっくりとあたしの意識が現実に戻ってくる。

 あたしはヘッドフォンから耳を離して時刻を確認する。

 そっか。もう、起きる時間だっけ。

 「んんーん、んー!」

 左手を右肘に。あたしは大きく背を伸ばす。徹夜明けの体がバッキバキと骨を鳴らす。

 なんでまた徹夜仕事かって言えば、それは昨夜流れていたニュースが原因だ。

 戦争のニュース。

 味方の勝利を告げるニュース。

 知らない国の、知らない景色の中で、敵の少年兵の腕が映っていた。

 その時あたしの頭の天辺からお尻までずばーん! ばりばりばり! と落雷が落っこちたような衝撃が一瞬の中を駆け抜けて、駆け去っていった。

 戦況を報告するレポーター。ヒーロー・インタビューを受けるスポーツ選手みたいに厳粛な面持ちの兵隊さん。私は何もやっていませんよ、みたいな無責任な表情。その背後。鬱蒼とした密林の奥。転がった突撃小銃。痩せた細い腕が地面に投げ出されている。偶然映り込んでしまった、という感じのするその映像。あたしは呆然となって打ちのめされる──。それでも味方の兵士の勇敢さを喋り続けているレポーターの無神経さに。そこから動こうとも焦点を合わせようとも視線を外そうともしないカメラマンの惰性に。その子を撃ち殺したかもしれない味方のはずの兵隊さんの何も思わなさに。そうして何も気づかないで世間話を続けるあたしの家族の呑気さに。

 ──その死体が、その時偶々映り込んでしまっただけという、それだけの事実に。

 あたしは誰かに視界を乗っ取られたようにその映像から目が離せなくなった。

 あんなに、ここにいるよ、って悲鳴をげている死体なんて、みたことがなかったから。

 あたしはうっかり頭っから途方もない悲しみに突っ込んで行ってしまって、真っ暗闇の中に放りだされたようなどうしようもできない気持ちになって、どうにもこうにも居ても立ってもいられなくなって──。

 あたしにはもう一度、世界のかたちを、確かめる必要があって。

  だからこんな風に、夜明けが過ぎるまで音楽に慰めてもらっていたってわけ。

 あたしはお姉ちゃんがサビを歌う前に、ベッド脇に置いてあった携帯のアラームを止める。ラップトップを操作して、音楽制作ソフトを終了処理。

 ──オルガンかなって思っていたけれど、渦巻き色の水飛沫のところは、やっぱりバグパイプの音のほうがいいかもしれない。

 割り込んだ思考に反応して、勝手にあたしの右手がソフトを再び立ち上げようとするもんだから、あたしの左手が慌ててそれを制止する。

 音楽家の時間はお終い。

 起きろ、学生のあたし──エリザ・メロウウィンド。

 学籍ナンバーは、090671173346。得意科目は第一外国語以外全部。まぁ一個くらい苦手科目があったほうが、可愛げがあるでしょ? 季節毎の通知表の末尾にはいつも、成績優秀だが、反発的精神の一文──だってあたしにとってこんなのは簡単すぎるもの。あったりまえでしょ? 趣味は音楽全般。ネットに自分専用の配信チャンネルも持っている。聴いてくれるのは、生徒会のメンバーくらいなもんだけど。 肩口で切り揃えた青みがかった黒色の髪色。色素の濃いスミレ色の瞳。痩せてもいないし太ってもいないけど、背が平均よりも低いから丸っこい感じの印象を与える体つき。ちょっと素っ頓狂なところのある性格は天然ってことで、クラスメイトからはなんとなーく許されている。

 許されているよね?

 あたしはあたしの中の球体を組み替えていく。

 一芸特化フルスクラッチな虹霓色の球体を、模範的アーキタイプで汎用性の高いかたちで包んでいく。

 今日の時間割を思い出しながら今日のテキストとノートを机の本棚から選び出す。本当はこんなもの必要ないんだけれど。だって、大体頭の中に中身は入っているから。ブラック・メタルカラーのラップトップ・コンピューター──あたしが世界で戦うためのたった一つの武器を、学生鞄に放り込む。本当はこいつだって必要のない物なんだけれどね。自分の安心のために自分の大切なものをいつまでも手放せない、この何気ない行動は、あたしに残ってる幼児性の表れってことで。

 極度の近視でずっしり重たい黒縁の知覚眼鏡テク・グラスを外して、使い切りのコンタクト・レンズに付け替える。黒色のジャージを脱ぎ捨てて、制服に着替えていく。紺地ネイビー・ブルーのブレザー。胸元に濃緑色モス・グリーンのスクール・スカーフ。ネイビー・ブルーの下地にブラウンレッドとモスグリーンの交錯チェックが入ったスカートの丈は長すぎず、短すぎない。アンカーマークの金色ボタンでブレザーの前を留める。荷物が詰まった学生鞄を肩に下げる。

 忘れ物は、なかったっけな──?

 部屋を出る前に振り返る──机の上、写真立ての中にいる、あの生意気なギターの男と目が合った。あたしは足音をかつんかつんかつんと鳴らして戻って写真立てを倒しておく。

 脱ぎ捨てっ放しのジャージを椅子に引っ掛けてから洗面所へ。洗面台の隣の全自動洗濯機がガタゴトと揺れている。ピー! という笛みたいな電子音とともに洗濯機が脱水から乾燥に切り替わる。あたしはそれを横目に熱いお湯で顔を洗う。

 タオルで顔を拭きながら右目で鏡を覗く。自分の身だしなみをチェックする。ん。髪がちょっとバサついているから、ドライヤーを当てて手櫛を引く。後ろ髪の襟足あたりはふわっとさせておくのが好みだ。

 あたしは右の首元の匂いを嗅ぐ。

 徹夜明けだから、ちょっと汗臭い、かな?

 シャワーを浴びてるほどの時間的余裕はないから、首元に柑橘系の香水フレグランスを吹いておく。

 あたしが通う高校が、マルドゥック・シティではちょっと珍しい学校指定の制服がある高校で良かったな、と思う。根本的に超絶面倒臭がり屋のあたしは、必要がなければ着替えようとしないに決まっているので、もしも私服の学校だったらジャージ姿のまま登校して、寝不足のキツイ目と重い黒い眼鏡で授業を睨み付けて、教室と教室を移動する間だってラップトップを胸に抱いて、誰とも話さないまま無言でどっぷり自分の世界に入り込んでいる、絵に描いたみたいなナード少女だったに間違いない。

 ──それはそれで、面白いあたしだったかもしんないけど。

 あたしは今のあたしを、それなり以上に気に入っている。

 学生鞄を引っ掛け直してリビングに移動する。途中の廊下で、洗濯物を取りに来たらしいあたしのママとすれ違う。

 「ハロー、ママ。洗濯物乾いてるよ」

 ママはあたしと同じ色のスミレの目をぱちくりとさせてから、線の細い、柔らかくて優しい声で答える。

 「ハロー、エリー。かわいいお寝坊さん。そんなことは気にしなくたっていいですから、朝食をしっかり食べて、大急ぎで学校にいってらっしゃいな」

 うん、と頷いてから、リビングの食卓に座る。食卓の上には二枚のお皿。一枚目には厚切りの食パン。二枚目のお皿には、卵二つ分のスクランブル・エッグ。焼き目のついたソーセージ。それにトマトの切片とレタスが数枚──あたしは食パンをトースターの中に放り込む。タイマーをセット。焼き上がりを待つ。

 焼き上がりを待っていると、タブレット端末を片手に、あたしのパパがやって来た。

 寝癖のついた青みがかった黒髪。あたしとお揃いの黒縁の知覚眼鏡テク・グラス。縦縞のパジャマ姿。

 「ハロー、パパ」

 ん、といった感じであたしのパパが頷いた。コーヒー・ポッドを取って、淹れ立ての珈琲をカップに注ぐ。針葉樹みたいに細くて長い背中を猫背に曲げて、タブレット端末の液晶を注視する。知覚眼鏡がパパの視線に呼応して、液晶に表示されている画面を拡張表示レイヤード。あたしは知覚眼鏡の裏側からパパの顔を覗きこむ。鏡写しの文字を追っかける──電子ニュース。昨日と比較して戦況に応じて増減する株価。新しく戦場に投入された技術の解説。パパは世界を解き明かすヒントを探すみたいにきょろきょろと視線を右往左往。左手は忙しく液晶をフリックしている。あたしは世界を裏側から覗きこむみたいにそれをみつめている。パパがあたしの視線に気が付いた。そうだった娘に挨拶をされたら挨拶を返さなくっちゃ、と急にびっくりしたような表情を浮かべる。飛び出す大きな声。

 「ハロー、エリザ!」

 あたしはパパの真似をして、ん。と頷いてみせる。

 あたしはたくさんの祝福をこの二人から授けられてこの世に誕生した。

 あたしの黒っ髪と大声と没頭しやすい性格と異常に鋭い洞察眼はパパ譲り。あたしの小さめの背丈と楽しい時にスミレの花が咲いたみたいに輝く両目と猫みたいな探究心と好奇心はママ譲り。

 そんでもって音楽家で、学生で、メロウウィンド家のエリザ。

 それが、あたし──エリザ・メロウウィンド。

 トーストが焼き上がる。背後からコツコツコツとスリッパの足音。

 この足音は、不機嫌な時のお姉ちゃんだな。

 あたしは精一杯愛想のいい笑顔を浮かべてから振り返る。

 「ハロー、」

 「──エリザ。あんたまた徹夜してたでしょ。お陰で寝不足よ? もう! ほんとうにひどい子なんだから!」

 険のある硬質な冷たい言葉がいきなりあたしに突き刺さった。

 拳を合わせる前からの先制パンチだった。

 ハロー、あたしのお姉ちゃん──エリザベス・メロウウィンド。

 あたしは言いかけた言葉を飲み込んだ。

 ──おねぇちゃん、あたし今、学生のあたしになっている。みんなと同じ形をした、あたしになっている。

 そういう時に今みたいな無遠慮な物言いが、どんなにあたしのこと傷つけるかって、お姉ちゃんだって、よく知っているはずだったでしょ?

 どうして、こんな大事なことを、忘れちゃうんだろうなぁ。

 あたしはわかっている。

 お姉ちゃんが不機嫌なのは、多分、仕事の営業か恋人の関係が上手くいっていないから。

 その不機嫌を、誰かの所為にしたがっている。

 その理由を、自分の一番近いところに求めて、結び付けたがっている。

 ──あたしには、わかっている。

 どんな風に言葉を選べばお姉ちゃんを傷つけられるのか。どんな風にすればお姉ちゃんが黙り込むのか。

 どうすれば、黙り込んだお姉ちゃんの心を引き裂いて、真っ暗闇の中に叩き込めるのか。

 クラッシック・バレエ・ダンサーのステップみたいに、何かに決められた、完璧に決まりきった足取りをなぞるようにすれば、あたしにはそれができるって、わかってる。

 あたしにはそういう声がある。

 力強くも支配的な、真紅に濡れたハイ・トーンの血声ブラッド・ボイスが。

 遺伝子の神さまもつまんない才能ギフトをあたしにくれたなって、思う。

 あたしは別に、あたしの歌で誰かを支配したいわけなんかじゃない。

 ……まぁ、あたしにできることはお姉ちゃんにだって大体できることだ。自分と同じ目をした相手と喧嘩するのがあまりにも阿呆らしいことは、長年繰り返された仁義なし、ルール無用の姉妹喧嘩からあたしは知り尽くしている。

 あたしはあたしの中の球体をお姉ちゃん用に組み替える──薄いピンク色のハート型。

 「──今日の学校の課題をやるの忘れてたの。調べ物の多い、歴史のやつ。うるさかったら、ごめんね?」

 「ふぅん?」

 全然信じていませんよ、という感じのお姉ちゃんの声。

 「それよっかトースト、二枚でいい?」

 「一枚でいいよ。太るし」

 あたしは食パンを一枚トースターの中に放り込む。自分の分を自分のお皿でお迎えする。

 「そうかなぁ? お姉ちゃんモデルみたいにスタイルいいし」

 「そんなことないわ。──やせっぽっちで背が高いだけ」

 謙遜しているわけじゃない。言葉に自信がある。恋人の線は外れ。

 「──それに、肌だってつやつや。寝不足とは思えないくらい。お姉ちゃんを見た人はきっとこう思うはず──この人、一体どんな化粧水を使っているんだろうかってさ」

 「……む」

 仕事の方で当たりか。畳み掛ける。

 「お姉ちゃんが売っているのは確かにインチキな化粧品かもだよ? ビタミンは肌から吸収なんかされないし、ラードの塊を塗っているんじゃないんだから、水の薄膜は紫外線を防いでなんかくれないよね。──でも、お姉ちゃんが手渡せば魔法がかかる。綺麗になる魔法が。本物みたいにみせる魔法がかかる。あなたがもっと美しくなれる魔法の化粧水、オクトーバー製薬!」

 「……むむむ」

 よしよし、とあたしはお姉ちゃんの声の温度が柔らかさを取り戻しはじめたのを確認する。お姉ちゃんの声は、そっちの方がずっといいんだもの。トーストに卵とソーセージとレタスとトマトを全部載せしてからケチャップをかけて半分に折る。あんぐりと口を開ける。今日はちょっと無駄口が多すぎだった。徹夜明けだからかな? なんだか体中がぴりぴりしている。スクランブル・エッグ・トースターをほうばって、あたしは学校に緊急発進する──。


 「音楽なんてやめなさいよ。エリザ。あんなの。苦しいだけよ」


 ──あたしは緊急停止する。お姉ちゃんの声がまるで何処か銀河の果てから響いてくるように遠くから聞こえて来る。

 オンガク ナンテ ヤメナサイヨ エリザ 

 ワレワレハ ウチュウジン デス

 あたしは反射のように自分を守る言い訳をする。

 「──音楽からは足を洗ったの。知ってるでしょ? ずっとお姉ちゃんが苦しんでたの、ちゃんとわかってるし。それに──それに、あたし友達いないから、お姉ちゃんみたいにバンド組めないし」

 もちろんあたしは全然、何にもわかっていない。

 あたしは、お姉ちゃんの苦しみを、何一つ理解できていない。

 ──するつもりもない。今はまだ、きっと。

 そうだったっけ、とお姉ちゃんは呟く。

 そうだよ、とあたしは返す。

 「いってきます、ベティお姉ちゃん」

 「──そう。いってらっしゃい、エリー」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る