優生思想を語ってください

記)40回目です。記念といえるほど、毎日やってないですけども・・・。今回は、昨今なにかと話題の「優生思想」についてです。優秀な人材を後に残そうという。一週間ほど前に、ラッドウィンプスの野田さんが、大谷翔平さんや藤井棋士などには国家プロジェクトとして優秀な人を奥さんとしたほうがいいのではないかという発言をして物議を醸しています。


エ)どこから突っ込んだらいいかわからないですよ。それ。


記)どんなふうにお感じになられてますか?


エ)うーん、少し違うかもしれませんけど、政略結婚に近いものを感じますよ。要は、単純に子供が欲しい!という気持ちで子供を産むのではなくて、利害があって子供を産む。利害があって結婚する。野田さんの発言に関しては、何が「利」なのか今一つわかりませんけど。


記)考え方としては昔からあったんですかね。


エ)言葉として優生思想っていうのがあったかなかったかで、武士の時代から、家格とか大事だったじゃないですか。今は違うかもしれませんが、家柄の良さというのも一つの「優秀さ」だったと思うんです。それが今は、アスリートの世界で活躍する事=優秀、に変わっているだけで。例えばの話ですけどね。人権云々という問題もあるとは思いますけど、もともと歴史に存在していた考え方だと思いますよ。当然、現代人からするとなんて発想!となるでしょうけど。


記)そうですね。主に人権問題について是非を問う声があるようです。支配階級の考えと一般大衆の考えというものはかなり剥離してきているのでしょうかね。


エ)そうかもしれません。まあ、優秀な遺伝子と優秀な遺伝子を配合したらどのくらいの確率で優秀な子供が産まれるのかっていう研究をしたほうがいいんじゃないですかね。側室とかたくさんいた昔の時代には、「優秀な人の子供」がいっぱいいたということになると思うんですけど、世の中がその人たちのおかげで劇的によくなったっていう結果とか時代ってありますかね?そんなに、ないと思うんですけどね。現代人には受け入れられない考え方でしょうし、実行したとして世の中がよくなるという保証もないかと。


記)なんだか、冷たいというか人情味のない世の中になってきてるんですかねえ。


エ)まあ、みなさん普通に恋して、普通に欲しかったら子供つくる。難しかったら時期を見直す。生まれてくる子供の未来を考える。そういうシンプルなことをやってればいいだけだと思うんですけど。あくまで田舎者の感想なんですかね。



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