龍游石窟について
記)龍游石窟というものをご存知でしょうか。
エ)知らないです。
記)中国・浙江省にある洞窟で、非常に謎が多いと言われているんです。なんでも、底なし沼の水を抜いたら出てきた東京ドーム級の大きさの洞窟で、古いはずなのに損傷が見当たらない、生物の存在がないなど謎がとにかく多いそうなんです。知らない方はぜひ調べてみてください。
エ)まずなんて読めばいいのかわかりませんね。中国語でなら読めますけど。りゅうゆうせきくつ?なんだろう。
記)秦朝よりは前、2000年前の建造物とも言われ、墓地説や兵士の駐屯地説、貯蔵庫説など様々あるようなんですが資料がなく想像の域を出ないものとなっています。
エ)場所の事を調べると、浙江省の
記)壁の紋様が紀元前800年から紀元前500年に書かれたともありますが、果たして真実は・・・という面白い話です。
エ)割と、古代中国の江南地方、まあ浙江省のあたりって自分が知る限りでは多くの情報がないですね。越、楚、呉とかこのあたりの国がヒントなのかもしれません。或いは、我々の知らない民族、国が関係しているかもしれない。モヘンジョ=ダロや、ギョベクリ・テペなどの古代遺跡に通ずる謎の多い場所ですね。私が写真を見る限り、一番先に思い浮かんだのは祭壇ですかね、宗教儀式が多そうな古代中国・・・という、ただのイメージですけど。次に墓ですかね。古墳的な意味合いで作られたみたいな。
記)ロマンがありますね。
エ)ですね、まあ気になるのは沈んだ理由です。雨が溜まったために埋もれてしまったのか、或いは誰かによって「埋められた」のか。こんな大きな建造物を作る技術がある強い組織があったことは間違いなさそうなのでね。ただ、気になる点はもう一つあって・・・。
記)というと?
エ)いや、中国好きなので言いたくはないんですがぶっちゃけどこまで中国側が発表してる情報が真実かわからないところがありますよね。実は生き物がいたかもしれないし、正直田舎だから観光地の一つも欲しいってことで自作自演をやっている説も、資料がないなら指摘できそうです。一転、ロマンがなくなりますけれども。
記)なるほど。資料が少ない分、後付けで色々言えてしまうところはありますからね。
エ)日本でも、卑弥呼を語れなどといわれたら「存在はしていた」とはいえるとしてもどんな感じだったか事細かく説明するのは不可能ですしね。実際は案外大したことがなかったりするかもしれませんし、逆にめちゃくちゃ凄かったっていう事もあると思います。だからこういう場所は、想像を楽しむために残しておいてほしかったり・・・。そんな視点でも見てしまいますね。
記)わからないほうが楽しいことも、世の中にはありますし、あってもいいですね。
エ)そう思います。
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