かばんちゃんの異変

第1話

ある日の夜のことだった。いつも通りサーバルはかばんと一緒に旅をしていた。ガサガサと音がした。

サーバル「かばんちゃん。何か来るよ。」

かばん「え？セルリアンかな？」

サーバルは爪を構えていた。

予想通りセルリアンが出て来た。しかし、自分たちが見たことのあるセルリアンと何かが違ったような気がした。見た目は黒いセルリアンだったが、かばんは、何かがおかしいと思った。

セルリアンはサーバルに向かって攻撃しようとする。サーバルは上手くかわしたのだが、後ろにいるもう一体いるセルリアンに気付かなかった。

かばんは走りながら叫んだ。

かばん「サーバルちゃん、危ない」

そう言ってサーバルを庇い、セルリアンの攻撃を受けてしまった。

サーバル「かばんちゃん」

かばん「僕は大丈夫だよ」

怪我はなさそうだった。かばんちゃんが無事なのを確認すると、サーバルはセルリアンの攻撃を避けながら石めがけて引っ掻いた。

サーバルはセルリアンを2体倒した。

サーバル「かばんちゃん、バスに戻ろうか。」

かばん「うん、そうだね。」

そう言ってバスに戻った。

ラッキビーストはバスを出発させた。

ラッキー「モウスグデ、ジャパリトショカンニツクヨ」

その後何事もなく図書館に着いた。

夜だったので図書館で泊めさせてもらった。

そして、翌朝。

かばん「おはよう、サーバルちゃん」

サーバル「おはよう、かばんちゃん」

かばんは立った瞬間、一瞬くらっとした。

サーバルは見ていた。

サーバル「かばんちゃん、大丈夫？」

かばん「うん、大丈夫、ちょっとくらっとしただけだよ。ジャパリまん食べに行こう。」

これがかばんの最初の異変だと誰も気付かなかった。