色々十色
つきがせ
第1話
なんとなくで生きている私はいつも同じことを思う。
「どうすれば上手く人生をやっていけるか。」
小学生の頃から人間関係が上手くいかないまま中学になって、また上手くいかない。
何度繰り返したら自分はわかるのかも自覚さえも曖昧だ。
小学生の頃から「普通」じゃない。と、言われて今に至る。私の「普通」は相手の「普通」と違う。一般的に「普通」を求められたのが思い出だ。
そう言われた訳は「人と同じ事をしたくない」「同じ事をしても面白味も味もない」なんて考えをもった事。そこからが問題点だった。
一般的に言えば「人と合わせる」ことが普通。
「意見に賛成する」こと。「反対を言わない」が普通。
それが小学生なのかも知れない。同情が当たり前。なんて、言っても良いくらいだ。
私は「同情」せず、「違う」と思う事には、はっきりと「違う」と言った。その頃から友達が少なくなって、いなくなった。
思い返せば「真面目」だったのか「馬鹿」だったのか。
休み時間の一人の教室は寂しくて、静かだった。でも、この一人の空間は大好きだった。
本を読む時間が大好きだった__
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