登場人物

登場人物の設定 ※ネタバレ有りのため、一章未読の方はご遠慮下さい。

★プシュケ

作者からの紹介

・凛々しく以外は深く考えずに書いている。ゼノンのことは本人が自覚している以上に好きだが、恋愛感情ではない。ゼノンと同じく、好意は表に出さないタイプ。そもそも好き嫌いの感情が人より薄い。

 自分の体を部品のように思っている節があり、自分で自分の体を物のように蔑ろに扱うことがある(本編では今のところ描かれていない。今後そういうシーンを出すか未定。書くとなると作者が精神的にしんどいので足踏みしている)。自ら進んで蔑ろにしているわけではなく、自身を大事にするという発想が欠如している。よくボ~っと考え事をしている。

 父親と過去に何かあったようだが、本人はそれを忘れてしまっている。

 テーマは「支配者への貢物」「壊された自分」「殺された感情」


人称・口調

・一人称→私

・二人称→アナタ

・口調→十八歳:時に凛々しく、時に儚く。 幼少期:幼くて頼りない感じ。


プシュケから見た他のキャラ

・アフロディーテ→ coming soon…

・アモール→ coming soon…

・ゼノン→私の半身。(酷く真面目な面持ちで)

・ゼピュロス→面白いけど、敵でも味方でもない。

・国王→しんどい。

・王妃→言葉が通じない。

・姉→どう接すればいいのか分からない。


★ゼノン

作者からの紹介

・全身ロイヤル臭。たとえお行儀悪くしててもロイヤルカッコいい。なのに作者のせいで日本語が怪しい。『私を説得する私』がモデル。だからどれだけ初期設定から設定が変わっても先生なのは変わらない。初期設定を他の登場人物と比べて断トツで無視している。初期設定クラッシャー。

 好意はあまり表に出さないタイプ。ゼピュロスのことも口調のわりには気にいっているし、信頼もしている。

 食事は味わいながら綺麗に食べる。ただ食べているだけなのに、色っぽい。わざとらしいエロではなく、醸し出す色気。何かに目覚めそうになる。品があるから更に色気の純度が半端ない。いっそ食べ物になりたい。色気の暴力。見慣れてないと、ドキドキしすぎて食事が喉を通らなくなるため、初めてゼノンと一緒に食事するときは注意が必要。ただし、プシュケは最初から平気だった。

 余裕ぶっているが、内心焦っていることもある。焦りや弱味や不調を隠すのが上手すぎて周囲の助けを得られないタイプ。でも、何やかんや自分一人でできてしまう有能君なので、仕事に支障はきたさない。本人はそれを問題視しているが、環境的に改善に至らない(ゼノンが無理してでも頑張らねば何かとダメダメなお国なので)。嘲笑や不敵な笑みの類も含めて、表情は笑顔が多い。

 先祖返りの能力としては、人間界で自動的にかかる能力の制限がなければゼウスの下位互換。本来はメタモルフォーゼが得意分野だと思う。

 プシュケから分裂して誕生した存在にすぎないため、生殖能力はない。作中『他律』内での葡萄が種無し(種がある描写が一切ない)なのはそのため。何も残せず消えることへの恐怖心が強い。

 現代の普通の日本人として転生したら、田中芳樹先生の『銀河英雄伝説』とか好んでいると思う。

 夢は、「姫様と二人で色んな国を自由に旅したい」なのだが、絶対にプシュケには言わない。

 テーマは「とり憑いた支配者」「自己愛」「思考」「自我(ego)」「きそく(羈束・驥足)」


人称

・一人称→僕・(目上に対して)私(わたくし)

・二人称→貴方・貴女・(気に入らない相手や、逆に気心の知れた仲の相手に対して)貴様・(目下の者に対して)君

・口調→常に余裕な感じ。


ゼノンから見た他のキャラ

・アフロディーテ→股も頭も緩い女神。

・アモール→あばずれの下僕。

・ゼピュロス→嫌いじゃないがキモい。

・国王→自分の尻も拭けないクズ。

・王妃→生まれが高貴なだけの女。

・プシュケの姉達→キーキー耳障りな女ども。

・養父母→柔軟性に欠ける化石思考。

・実父母→王族として立派な方々。

・兄達→尊敬していた。

・弟→馬鹿で純粋。(穏やかな笑みで)

・乳母→育ててくれたことに感謝している。

・プシュケ→お慕いしておりますよ。(ビジネススマイルで)


初期設定

・代々有能な臣下として王宮に仕えてきた血族貴族の生まれ。両親を流行り病で亡くし、自身も同じ病で死にかけている間に親戚に財産を奪われた。一命は取り留めたものの、無一文に。生きていくために奴隷市場に身を売ろうとしていたところをプシュケに拾われ、プシュケの教育係になった。拾ってくれたプシュケに恩義を感じている。プシュケに拾われなければ奴隷になっていた自分のことを、本来ならばプシュケと口も聞いてはならない卑しい存在だと感じている。プシュケをゼノンがいなくては生きていけないようにすることで、これからもずっと一緒にいられるようにしようとしている。良い奴に見せかけて実は悪い奴。親戚に裏切られたこともあり、誰も信用していない。

 そもそもアモールを引き立てるための咬ませ犬として生み出されたのだが、いつの間にか物語の重要な役割を担う登場人物に。主人公のプシュケの半身という設定が、気付いたときには既についていた。何故だ。

 作者の意見まで飛び越えて何度も台本上の台詞と展開の修正をさせてきた強者。お陰でページ数も物語の長さも大きく変わった。一章はさらっと終わるはずだったのに、滅茶苦茶伸びた。予定の倍どころじゃない長さ。タイトルさえも変えさせられたが、ゼノン様は今のタイトルに納得していない。また何か言われるのではないかと作者は怯えている。

 咬ませ犬から作者に様付けで呼ばせるまでに大出世。意識してそうなったわけじゃないから、何が起きているのか理解が追い付かない。もう、わけがわからない。【奴隷になるはずだった貴公子→よその国の元王子→大国の元王子で先祖返りで実は姫様の半身】と上り詰めていった超絶クライマーなので、もう彼は本当に王子様で神様なのだという気持ちで書いている。名前のゼノンは、【ギリシャ人 男性 名前】で検索して、「これにしておこう」と、なんとなくつけただけで意味はなかったのですが、その名前のお陰でゼウスの先祖返りにまで昇格したので、彼はゼノン以外の名前では駄目だったのだろうな、と思います。

 彼がプシュケに対して垣間見せていた自分を卑下するような発言は、初期設定の名残。


★アモール

作者からの紹介

・ゼノンが《理想から生まれた男》なら、アモールは《これから成長する男》。自身のことをよく知らない。ゼノンとプシュケと出会うことで自身を知っていく(予定)。

 ゼピュロスは博識だし、咬ませ犬のはずだったゼノンも有能すぎて、見せ場がなくなってしまった残念ヒーロー。これから格好良くなっていく(予定)。母親のしがらみも乗り越えて、立派な一柱の神様になる(予定)。プシュケともラブい感じになる(予定)。プシュケとラブい感じにさせられなくてどうしようもなくなっても、金の矢は使わせたくない。使おうとしても、きっとゼノンが止めてくれると作者は信じている。

 (予定)ばかりの不憫ヒーロー。むしろ(予定)がアイデンティティーなのかもしれない。

 テーマは「歪んでいない愛情」「自己(self)」


人称

・一人称→俺・(目上や初対面の女性に対して、又は台詞以外の語りの部分で)僕

・二人称→君・(目上に対して)貴女・貴方

・口調→下品な言葉は使わない。プシュケに対しては穏やかに喋る。


アモールから見た他のキャラ

・ゼピュロス→ちょっと鬱陶しい。

・アフロディーテ→お得意様。

・ゼノン→腐っても王子様。

・プシュケ→ノーコメント。

・アポロン→エリート君。

・アルテミス→百発百中の弓使い。


★ゼピュロス

作者からの紹介

・面白い奴だが冷酷だったりドライな面もある。ふざけているようだが本人は意外と真剣。誰の味方にもならなければ、誰の敵にもならない。お気に入りであれば、ある程度味方はするが、面倒がすぎれば簡単に見捨てる。忠誠心なんか微塵もないため、部下には不向き極まりない。

 初期設定は【『Angel ●eats!』の日向みたいな感じ】としか書いていなかった。動かしてみたら好き勝手動き回って、台本いらずなくらいに勝手に喋る。これは日向ではない。詳細設定なしで進めたが、個人的にはかなり気に入っているキャラクター。

 ヘラヘラしてるが、実は博識。ゼノンが物知りなのもゼピュロスの影響。観察力にも優れている。誰よりも冷静に物事を見ており、察しがいい。しかし、それらすべてを台無しにする下品さとおふざけ感。数段飛びで結論を言うため、周囲から「突飛なことを言う変な奴」と思われ、理解されなかったり、話しをまともに聞いてもらえないことがあるのが、ちょっと悩み。

 アモールとつるんでるのは、アンチアポロンだけが理由ではなく、アモールがゼピュロスに対する態度がだいたい一定しているから。その日、その時で態度が変わる奴とは一緒にいたくない。たとえ長く会っていない期間があっても、変わらない態度で接してくれるアモールのことを気に入っている。あと、突飛なことを言い出しても、ちゃんと話も聞いてくれるところも気に入っている。

 神話上の女性との恋愛遍歴を、この作品でのゼピュロスの場合で説明するなら、「性別はそいつの一部でしかない。女だから惚れたんじゃない。そいつだから惚れた」って感じですかね。あくまでこの作品ではゲイってことになっています。神話のゼピュロスとは同名の別神と思って下さい。

 もしも彼が現代の日本の小・中学校に通っているとすると、授業中も自由行動しているのに成績良いタイプの生徒という感じ(授業の邪魔にはならないように配慮はしている。たいてい机の上で何か凄い物を作ってる)。

 高校は中学校卒業後に高卒認定を取って、自分のペースで好きに勉強するなり、遊ぶなり、旅に出るなりしていそう。

 大学生だったら、長期休みにバックパック背負って一人で僻地を旅してる。何の報告もなく突然旅立ち、急に連絡がとれなくなるから、毎回死亡説が流れる。単位は二回生になるまでにほとんど取ってしまう。三、四回生でアホみたいに遊びながら、卒論はさっさと出す。手抜きの卒論かと思えば、滅茶苦茶しっかり書いてるし内容も面白い。

 卒業式終わったら、とっととレンタル衣装返して着替えて旅に出る。土産は絶対買ってきてくれない。土産話はしてくれるが内容がぶっ飛びすぎて開いた口が塞がらない。親は彼についていけなすぎて、とっくの昔から放任している。なかなか理解者がいないが、孤独とは思っていない。自由であるが故に、自己責任感は強い(自分でやらかしたことは、ちゃんと自分で尻を拭く)のだが、周囲からは「いい加減で責任感のない奴」と思われがちなのが困り事。ちなみに、ゼピュロスは動物行動学を学んでいると思う。ゼノンは生命情報科学、プリムスは生物工学を学んでいると思う。

 好きな作家は尾崎紅葉だが、読書感想文は毎回尾崎紅葉ではない別の作家の作品で書いていそう。あとは特撮人形劇の『サンダーバード』が好き。

 テーマは「自由」「直感」「天才(凡人から理解されない)」


人称・口調

・一人称→オレ

・二人称→お前(大抵相手の名前かアダ名で呼ぶ)

・口調→楽しく自由な感じ。軽くて少々下品。シリアスな場面では案外まとも。


ゼピュロスから見た他のキャラ

・アフロディーテ→歩く18禁。OSB(おっぱい星人バキューム)。フェロモン番長。

・アモール→親友。

・ゼノン→デカくなったな(色んな所が)。

・プシュケ→どうでもいい。

・アポロン→ナルシスト野郎。同じ空気を吸いたくない。

・アルテミス→おっかない。


★プリムス

作者からの紹介

・ヴァイオスの他に味方が必要だと思って急遽生まれたキャラクター。ゼピュロス同様、詳細設定なしで登場させてみたら、ヴァイオスよりも重要な働きをして、作者困惑。台本なしでもそれなりに喋るし動くから、急遽登場にしては、すんなり演じてくれる子。

 痛みは分からないが、相手の表情や感情、雰囲気の機微に敏い。体調悪い人なんかはすぐに分かる。不調を隠すのが上手いゼノンでさえ、彼には見破られる。

 一見、ゼピュロスと似ているようだが、ゼピュロスのようなドライさはなく、プリムスなりの人情を持っている。忠誠心もある。ふざけて見えるときは、笑いのサービス精神を発揮しているか、その加減が分からなくて暴走してしまっているか。

 スポンジのように物事をじわりと感じ取る。感じ取るのは、直感より曖昧で不確かではあるが、得られる情報量は多い。相手が抱えているものを感じ取り、理解する力が強い。

 現代の普通の日本人として転生してたら、北条司先生の『シティーハンター』、矢立肇・富野由悠季原案で福井晴敏先生著の『機動戦士ガンダムUC』、A-1 Pictures・TROYCA共同制作の『アルドノア・ゼロ』、秋本治先生の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とか好きだと思う。

 テーマは「不自由」「感覚」「センス」


人称・口調

・一人称→ぼく

・二人称→あんさん・呼び捨て

・口調→関西弁


プリムスから見た他のキャラ

・ゼノン→なんや、ものごっつぅイケメンな兄ちゃん。

・プシュケ→お役に立ってみせたりまっせー。

・ヴァイオス→理想フィルター外せやボケ。

・国王→いっちょまえに威張っとるオッサン。

・王妃→ヒステリックババア。

・プシュケの姉達→王女やのに普通に品がない姉ちゃん達。

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