十二番番目の志士(第三部)3 それではどうして金を持って来たのだと聞くので、これは日本のサムライと戦う為の賭け金だ貴方達が勝てば、この金は渡し我々を殺せばいい、私が勝てばみんなを解放


十二番番目の志士(第三部)3


それではどうして金を持って来たのだと聞くので、これは日本のサムライと戦う為の賭け金だ貴方達が勝てば、この金は渡し我々を殺せばいい、私が勝てばみんなを解放するのだ、

金は渡そう、但しこの金は武器購入にあててはいけない、この近辺の村の井戸と学校の設立に使うのだと言うと、おもしろい、それでは私が相手するとアラビア刀を渡すので、


刀はいらない、そこにある鉄パイプでいいと鉄パイプを手にもったのです、真ん中に出て正眼に構えると、ハビラジンが刀を左右に振りながら近づいたのですが、高杉はがそのまま、

静止していると踏みこんで上段から振り降ろしたので、高杉は懐に飛び込んだのです、ハビラジンの腕は高杉の肩で止ると、高杉が左手でハビラジンの右手を掴み捻ると右手を刀、

からはずしたので、


左に飛び左手をパイフで打つとう~と言って刀を落としたので、上段からパイフを振り下ろすとみんなが目を瞑ったのです、パイプはハビラジンの肩でピッタリ止り、これまでです、

ねと言い、刀を拾い机にバイプと一緒に置いたのです、アサドが拳銃を抜き高杉に向けると、ハビラジンがまて拳銃を置くのだと命令して、今のが剣の極意かと聞くので、まさか、

懐に飛び込むとは思わなかったでしょう、


相手の懐に飛び込むのはもっとも危険な事です、飛び込む前に頭を打たれる確立が高いからです、自分の命を捨てて一番危険な処を攻めて勝つのが剣の極意なのですと話すととなる、

程と言い負けたのだから金はいらないみんなは解放しようと言うので、いやこの小切手はインフラに使ってください、但し武器購入には使ってはいけませんと渡したのです、


ハビラジンがそれではありがたく頂きましょうと、誓約書を書き血判を押したので、高杉が添え書きして血判を押して預かっておいてくださいと返したのです、この金は日本政府、

が出したのではなく、石油を掘削している五代商事が出したものです、貴方達がこの国のインフラを整備する資金が必要なら用立てしてくれます、但し直接はできません貴方達と、

友好な関係にある国を通してですと言ったのです、


それでは日本のサムライに敬意を表して一献酒を汲みかわしましょうといい、アサド用意をしてくれと言うと、兵隊が酒と牛肉を持ってきたので、ハビラジンがそれでは日本の、

サムライにと乾杯したのです、アサドに君も座ってのみたまえ、高杉閣下にていもなくひねられたのだろうと笑うと、あっという間に拳銃を胸につきつけられたのです、何か起、

つたのか分かりませんでした、


凄腕のスナイパーですよとグラスを上にあげたのです、兄貴はイスラム組織の秘密会議に出席して留守ですが、この作戦を決行するというと、世界を向こうに回して経済戦争をし、

ている日本には手を出さない方がいい、何と言ってもアメリカの本土を攻撃したのは世界に日本だけだ、そんなサムライの国と戦えばお前は簡単に負けるぞと言っていましたが、

その通りでしたと笑ったのです、


今回の事は口外しないでほしい、米軍の救出部隊と銃撃戦で人質は奪還されたと言う事にしておいて欲しいと言うと、承知した、私が負けたのだから、宣伝はしませんよ、部下に、

も硬く口止めします、金の受け渡しもなかった事にしましょうと言ったのです、私が淡水化装置を注文したら売ってくれますかねと聞くので直接は無理ですが第三国を経由すれ、

ば問題ないでしょう、


貴方達の手でこの国のインフラの整備をやれば、国民の支持も広がるでしょう、又学校を沢山造って色々な事を教えれば石油だけに頼らなくていい国にする事ができます、文盲率、

が低くなれば自然と知識がつき進化するのです、戦争は破壊をもたらすだけで何も得る事はできませんと言うと、ハビラジンが日本にいる時に選挙の時に人の名前を書く方式なの、

に驚きました、


この国の人は全員が字を書くことが出来ると知ったのです、それが世界に有数な経済大国に押し上げた原動力なのですね、わが国ももっと教育に力をいれなければなりませんと言、

ったのです、明後日12時30分ごろここにF104で表敬訪問します、ミサイル、銃撃は勘弁願いたいというと、承知したと笑ったのです、日が暮れる前に帰ったほうがいいでしょう、

アサドがセスナまで送りますと言うので、それではと立ちあがりジープにのりセスナに向かったのです、


アサドが手を出すので握手をしてセスナに乗り込みエンジンをかけてスロットルをめいぱい開き、滑走してエレベータを引くと離陸したので、アサドの回りを旋回してバンクして、

基地に向かったのです、米軍のパイロットと監督がこれが日本のサムライですかと感心していたのです、無線で基地を呼び出し司令官に代わるように言って一旦引き上げる、


今から一時間後0340地点で合流して救出に向かう、予定を繰り上げてヘリを派遣してほしい、なお正面攻撃は夜になり録音したテープでおびきだすので必要ない、10人の救出部隊、

のみで大丈夫だと言うと、司令官が了解した0340地点に向かわせると無線を切ったのです、鈴木が何をするんですかもう救出されていますよと言うので救出部隊に手柄を譲るのさ、


いくらなんでも日本国の大臣がセスナで救出したとわかれば、大変な騒ぎになるし、米軍の面子は丸つぶれだろう、この事と金の話は絶対に喋ってはいけないよと言うと成る程と、

みんなが納得したのです、0430地点に着陸して待っていると米軍のヘリが来たので着陸を指示したのです、武装ヘリから指揮官の少佐が降りて来て、もう救出したんですかと言う、

ので、


あくまでも君達が救出した事にしてもらわねばならない、司令官には私から説明するといい、無線で今合流した、これから救出に向かう、敵の無線傍受を防ぐ為、救出まで無線、

を封鎖すると言って無線を切ったのです、深夜に潜入して銃撃戦の上救出した、敵は慌てふためいて人質を置いて逃げ出したと言う事にして欲しいというと、なぜですかと聞く、

ので米軍の面子を立てる為だよと話し、


司令官には僕から話しする、この事は絶対口外してはならないと言うと、了解しましたと少佐が言ったのです、今日はここで野営して明日の夜明けにここで機関銃を撃って弾を、

少なくしようと言うと、わかりましたと全員をヘリから降ろし、野営の準備をしたのです、携帯食料を米軍が調理して渡すので食べるとビーフシチュウです、パンを漬けて食べる、

と中々美味いので美味いではないかと言うと、最近は軍の携帯食料も美味いのですよと少佐が笑ったのです、


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