0番エリア
本州側にある本社と、太平洋側の発電所で二分されている。
・本社
50階建ての全面ガラス張りのビルが一本、そびえたっている。ベイエリア全体どころか本州からも見えるランドマーク。
中は机と椅子とパソコンはあってもほぼスカスカ。内情としては本社勤めの社員はほぼ女性限定で、さらにそのほとんどが産休に入っている。
最上階は社長室となっているが、畳に丸い茶たく、タンスにブラウン管テレビ、なんかもう一昔前のアパートの一室みたいになっている。
ビル以外は木々が生い茂る綺麗な公園になっている。ベンチや花畑がある一方でどんな殺虫剤を撒いてるのか虫が一匹もいない。
・発電所
いくつもの建物からいくつものパイプが伸びており、発電所よりも化学プラントか向上に見える。
発電の要である『パラダイス・エンジン・システム』は特許もとっていない最重要機密情報であり、内部への侵入は極端に制限されている。
・人
いるのはほぼ異界電力関係者のみ。
社員 5点
本社にわずかに残る男のサラリーマン。高学歴が半分、天下りが半分、仕事がなく、パソコンでゲームばかりをしている。何も知らない一般市民と同じ、なので点数も同じ。
警備員 10点
本社と発電所を警備しているのだが、装備は明らかに過剰、経歴も元軍人か傭兵ばかり、柄が悪い。装備として防弾チョッキにインカム、ナイフ、移動用のバギーなども支給されている。武装としては動物用麻酔銃にテイザー銃、スタングレネードに特殊警棒など非殺傷ながら重武装、だがサイボーグに通じるものではない。
それでも一応、点数は高めに設定してある。
発電所所員 10点
全身を完全に覆っている防護服に身を包んでいる。少数精鋭で機密である『パラダイス・エンジン・システム』のメンテと運用を任されている。全員が何らかの麻薬中毒者。
簡単に殺せるが最深部にいて数も少ないレア枠なので点数高め。
反撃者 (撃破したサイボーグ数)×1000点
このエリアに限らず、何らかの手段により、参加したサイボーグを撃破したものは一律で反撃者と区分される。点数は高いが、同時に危険でもあり、狙うにはリスクが高い。ちなみにサイボーグ同士の同士討ちは例外。
サイボーグ -10000点
同士討ちによるペナルティ、事故であれ故意であれ過度な妨害はゲームを盛り下げるため、このような形で禁止している。
そのため、流れ弾を警戒し各サイボーグは距離を置いての単独行動が基本となっている。そのおかげで個々の活躍が見やすく、点数の計算もしやすくなった。
ちなみにゲームに直接参加してないドローンなども限定対象。
異界電力社長 15000点
今回のゲームにおける、二番目の目標、トーマス=スマートフォン。異世界転移の知識を持つことと名前のわりに日本人にしか見えない顔しか知られておらず、能力などは未知数。ただ、独自のハーレムの建設や、政治権力へと介入など、やりすぎた。今回の虐殺は。ライバルの物理的排除と、残った会社の敵対的買収が裏の理由となっている。
元p・w・カンパニー社長 20000点
先代社長。不老不死の肉体とカンパニーの準最重要情報をもって逃亡、それだけには飽き足らず、ライバル会社の社長との接触という禁忌を犯したため、今回の虐殺ゲームという強硬策をとる羽目となった。真の目的であるが、殺せないため、実質点数は飾り。
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