異界電力ベイエリア
・地理
本州より太平洋側にある埋立地が合わせて6つ、未完成も合わせると9つの土地が規則正しく並んでいる。
それぞれ2㎞四方のほぼ正方形で、間に30mほどの距離で、運河のような海で隔てられている。
異界電力の本社兼発電施設のある0番エリアを囲うように1~5番エリアが並んでいて、それぞれ3~4本の橋が架かっている。また本州に繋がっている橋があるのは1~5番までで、それを通り抜けて初めて0番エリアまで到達できる。
1~5番エリアはさらに0番側に面した方を内側、本州に繋がる方を外側と呼んで二分されている。
6〜8番エリアは0番エリアを超えた太平洋側にあり、6番は1番と、7番は0番と、8番は5番とそれぞれ橋でつながっているだけで、ほぼ離れ小島となっている。
・歴史
始まりはバブル時代の公共事業の一つ。後先考えずに借金を重ねて計画だけは決定され、大赤字の失敗事業となるとわかった後も完成まであと半分、というところまで進めていた。
その後、出来上がった土地を何とか売ろうとするも、続く不景気と立地条件の悪さから安売りしてたが人は集まらず、長らく空き地となっていた。
そこへ半年前、新技術を武器になり上がってきた異界電力が中央の土地を購入、本社を建設した。
それをきっかけに周囲の地価が上がり、開発も復活、今では『第四の東京』と呼ばれるまでに発展した。
・現在
異界電力を中心に開発が進んでおり、土地の値段も跳ね上がっている。ただ、それを良いことに儲けた資金が開発時の借金返済ではなく、更なる開発とそのための更なる借金に流れていて、純粋な意味での黒字はまだない。
また、安売り時代に入った怪しい組織類の追い出しも上手くいってはおらず、続く怪異により良からぬ噂も飛び交っている。が、大方は価格操作のためのデマだと割り切り、連続失踪事件も地元警察は気のせいだと、公式に発表している。
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