第5話

京符は眼鏡までダイエットさせていた。眼鏡は痩せると「キューン」と言う。結局マンションに戻って来た。既都は一生懸命部屋を青くしていた。また赤が残ると伊里は何処からでも飛び出して来るから。

水色の波の中に銀紙が浮いている。伊里はまた海岸に来ていた。銀紙を拾うと銀紙の記憶が蘇る。

「生まれたのはチョコでした」「わたしもチョコ好き」「兄弟はお茶のパックでした」「兄さんはカマボコでした」そして伊里は空に文様を描くと空はひとかけらリモコンを落とした。伊里はリモコンを持って星を探した。牛乳はリモコンもくれる。

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