第347話 ネイビーペリーブラック

「ああ、もうお茶無くなってンねェ~…! 持って越させよう!!」


「あ、いえ、お構いなく!!」


「ン~…? 今、着てる、それかな! ネイビーパーカーって言うのは!?」

 指でウチらのパーカーを差した。


「はい! 私のは、ネイビーペリーブラックです!!」

 ゴンちゃんが胸に手を当てて説明した。

「ペリー……!?」

「はい! 横須賀って言ったら、ペリー来航でしょって事で……!!」


「ああ、なるほどねェ~…! ペリーか」

 何度も頷いた。

「私のは、グレイです! シーガル・グレイ!!」

 私は立ち上がって背中のロゴも見て貰った。


「ふ~ン、シーガルか! なるほどね! 横須賀に関係があるように、か!!」


「はい! それで私たち横須賀市の学生政策コンペに【横須賀ネイビーパーカー】と言うのを出しまして……!!」

 私が説明を始めると、

「優勝したので、実際に販売してみようと言う事になって……」

 ゴンちゃんが補足してしてくれた。

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