第338話
こっそり売る派が大半だ。
「ダメよ。そんな事は……!!」
私、一人、断固反対した。
「フフ…、出たよ! さすが、優等生は絶対に法は犯さないって!!」
ゴンちゃんが皮肉を込めて言った。
確かに、こっそり売ってしまえば金銭的な損害はない。
しかし……。
「いい? 新聞にも掲載されたのよ。今さら、うやむやには出来ないわ。」
「う~…ン。」
私の言葉に皆、顔をしかめた。
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