第337話

「商標登録してあったら、売っちゃいけないの?」

 ニコが誰とはなしに訊いた。

「売り上げの何%かを拠出するンじゃないの?」


「え、何、それ~!?」


「別に関係ないじゃん。」

 ニコ。

「え?」


「だって、たったの150着だよ!!

 こっそり売っちゃえばいいじゃん。」


「こっそり…?」

「そ、クラTみたいなモンなんだしィ~!!」

 ゴンちゃん。


「そうだよ。別に、コレを商売にするワケじゃないンだから!!」

 ニコ。

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