第331話 取材《仮》

「ねぇ、実際、横須賀ネイビーパーカーは売りに出すンですか。」


「え、そうですね。一応、試作品は作って来ました。」


「え…?」

 ウチら六人は立ち上がって、全員が一斉にパーカー姿になった。


「おおおぉォ~ーー!!」

 一瞬、記者たちもどよめいた。

 フラッシュが焚かれた。


 その日の模様は、地元紙の新聞にも載り、私たちは一躍、時の人となった。

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