第262話 クラT《ティ》みたいに

『ほら、クラT《ティー》みたいに六人お揃いのパーカー着て、卒業しようって!!』

 ゴンちゃんは嬉しそうに話していた。


「はァ…!?クラT《ティ》は、別に……。」

 反対はしないが、パーカーとなると……。


「コストは……?」

 サンタが値段を訊いた。

 クラT《ティ》ならば二千円もあれば、お釣りが来る。

 しかしパーカーとなると、倍以上掛かるだろう。

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