第204話

「夜中、ちょっとお腹が減ったンで家を抜け出したの……。

 試験期間中、運動不足だったから、少しだけ足を伸ばして三、四件先のコンビニへ行ってお菓子を買っていたら……。

 背後から、

『よ~…!!』って、男の人から声を掛けられて……。」


「それが、ユズくんだった訳ね……!!」

 サンタが補足した。

「ええ……、」

 那奈は少しだけ頷いた。


「フフ…、何、ナンパ?」

 ショーリはおチャラけた。


「っるさい! 茶化すな!!」

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