第200話 那奈

 ようやくショーリが焼きソバを片付け、那奈の話しに没頭できる態勢になった。


 グラスに注いだアイスティの氷もだいぶ溶けてきた。

「ねぇ、ショーリ! 那奈さんのグラスの氷も変えてきて!!」

 私はアゴで指示を送った。

「ああ……!!」

 ショーリが立ち上がりかけると、

「あ、いいですよ。」

 那奈は、急いで残っていたアイスティを飲み干した。

「ふ~……!!」

 那奈は大きく息ついた。

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