第195話 『横須賀ストーリー』だ

 那奈の声がかすかに震えていた。

「今さらカッコつけても……、仕方ないモノ……」


「うゥ~~…ン」

 サンタは優しく那奈の背中に手を添えた。



「🎵こ💟っきり🎵✨ こ💟っきり🎵✨

 これっきりですか~🎵✨🎶 ってね!!」

 不意に、ショーリがすッ頓狂な声で歌い出した。

 往年のヒット曲、『横須賀ストーリー』の一説だ。



「あのねぇ、茶化すンなら、出てってよ!!

 女子だけで話すから!!」

 私はショーリを睨んだ。




 ∠※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆


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