「良いのよ。ショーリの話しは！　っで、その武藤って子が、どうかしたの？」

「うん、ちょっとね。」

　サンタは顔色を曇らせた。

「オレもＯ高校だから、さぁ！　

　その武藤って子、トキ中だろ！！」

「そォ～…、私もトキ中だから……！！」

　サンタが頷いて応えた。

「あの……、これ他の子には内緒だよ！！」

　一段と声のトーンを落とし、顔を寄せあった。

「うん！　わかってるわよ。何なの…？　そんなにヤバい話し………！！」

「まぁ…、ねェ～……。　

　特に、シーちゃんには、絶対！！」

　サンタは、ぽってりとした唇にひと差し指を立てて、内緒のサインをした。

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