第184話 譲《ユズ》君

「ふ~…ン、シーちゃんって事は、ユズ君の事?」


「うん…、まぁね……。」

 言いにくそうにサンタは、また眉をひそめた。


「ン…?? ユズ君って、誰……?」

 またショーリが割り込んできた。


「アンタは、良いのよ。後で説明するから…!!」

「えェ~…、何だよ! 今、説明してよォ~……!!」

 ショーリは不服そうだ。


 シーちゃんは、私たち6人の仲間で一人だけ彼氏がいた。

 それが、ユズ君こと、本城 ユズルだ。

 彼は、T大進学を目指す、Y高校でもトップクラスのエリートだった。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る