第149話

「仮にも実の娘だぜ…! こっちは、さぁ!!」

「ああ…。」


「っで、あの人の電話に『バ~ーーカ!!』って、

 言って、それっきり電話を切ってやったンだよ!!」

 

「フフ…、」

「な、詰まんない話しだっただろ!!」

「いや、別に…。」

 少し間があった。遠くで救急車のサイレンの音が聴こえてきた。


「っで、その後、ラブホに泊まったの?」

「泊まンねェ~よ! バカらしくなって…、結局、自分ンに帰ったンだよ!!」



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