第147話

「っで、『わかった。』……ってお父さん言ったンだ。」

「うん…。」

  

「そん時ね…。後ろから小さい娘の声が聴こえて…。」

「小さい娘…?

 って、何、幽霊……!!」

 両手を胸の前でダラ~リとして見せた。


「バ~カ! ホラーじゃねぇ~よ。怪談話しをしてンじゃね~ンだから!!」


「じゃ、何…? 向こうの娘さん!!」

「そう…、お母さんと別れる前後に出来ちゃったよ……。」


「ああ、なるほどね。ッで…?」

 ショーリはコクコクと頷いてみせた。

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