第142話 寝ンなよ

「フフ…、わかったよ…。

 途中、寝なければ聴いてやるよ!!」

 おどけた顔で笑った。


「はァ~、寝ンなよ!!」

「だって、詰まんない話し限定なんだろォ~~!!」


「フン、寝たら、蹴り入れるから!!」

 キックを放つ振りをした。


「わかったよ!! 聴きますよ!

 イチゴ姫! どうぞ!!」

 さっと、キックを避ける態勢で笑った。


「あれは、さぁ……、

 中二の夏休みだったかな…。」

「え…? 中二…!!」

 眉を歪めた。

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