第134話

「おい、待てよ。イチゴ~ーー!! 帰りも自転車チャリなんだぞ!!

 そんな余計な体力使うなよ。」

 ショーリは、心配げに追いかけてきた。


 そう、ここで体力を消耗させれば、帰り道辛くなる。


 行きは、ルンルン気分だったので、わりと楽だったが、帰りも同じ道を自転車で帰ると思うと、ちょっと憂鬱だ。


「ほら、イチゴ~! 頼むからさぁ!!

 暗くならない内に帰ろうぜ!!」

 いつになくショーリは正論をとなえた。

 私の体力を考えての事だ。

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