第25話

「何、それ~!! どんな正義の味方だよ。

 そンなにひ弱で、正義の味方がつとまるのォ~ー!?」

 


「オレって、ほら、タイプで言ったらブルーじゃン❗❗

 戦略を練ったり指示を送ったり、頭脳的なポジションだろ!!」



「はぁ~! どこが、ブルーだよ❗❗

 あんたは、おチャラけイエローか地味なグリーンよ!!

 ブルーはクール系イケメン枠じゃン!

 ッたく、ただいま~!!」

 私が玄関のドアを開けて内へ入ると後ろからショーリの声がした。


「ど~も…、お邪魔しまァ~す!!」

 図々しく勝利ショーリも続いて入ってきた。

 


「あのねェ…… お母さァ~~ーん❗❗」

 取り敢えず、リビングの母親に声をかけた。だが、返事はない。



「暑ッちィ~なァ~……😆💦💦」

 家へ入るなりショーリはTシャツを捲りあげてヒラヒラさせ、お腹を見せた。

 割りとスッキリとして引き締まった腹筋だ。



「バァ~カ❗❗ レディの前で脱ぐなよ❗❗」



「いやいや、だって、暑ッちィ~じゃン」

 渋々、ショーリは腹を隠した。



「ねェ…、お母さァ~~ん❗❗❗」

 リビングへ入るが、母親の姿はなかった。



「うッわァ~❗ 涼しいねぇ❗❗」

 まるでショーリは自分の部屋のようにくつろいだ。



「ッたく……」キッチンへ顔を出すが母親のいる気配はなかった。

 しかしエアコンが効いていると言うことは、すぐに戻って来るのだろう。



 仕方なく冷蔵庫を開け、アイスティーのペットボトルと氷の入ったグラスをリビングへ運んだ。



「ハイ……」

 ショーリの前でグラスにアイスティーをそそいだ。


「ありがとう…… イチゴの分は❓❓」


「大丈夫だよ。ウチは麦茶を飲むから✨😌✨✨」






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆







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