第190話  不死者の思い


「じゃあねぇ~。ボクも頑張るからっ! うん! ご褒美期待しておくね」

「説明サレテモサッパリ分カランナ……。ソノ魔法ハ……」


 アルトリアと九郎の会話に、カクランティウスは呆れを相して呟いていた。


 遠距離の会話は緑の魔法に『風の声』と言うものがあるが、屋外でしか効果が無く今一使い勝手が悪い魔法とされていた。それに離れた場所に届かせるには相応の魔力が必要でありながら、遮蔽物があると途端に精度が欠けてしまう為、戦場などの指揮にしか使えない微妙な魔法だった。

 だが九郎の声は小さいながらもちゃんと聞こえていた。それに宿の中、屋内であっても意思疎通が取れているように見えていた。


「カクさん知らなかったんだっけ? クロウは魔法使えないよ? だって魔力がないんだもん」

「ハァ?」


 新たな戦術の要にも、国の発展にも寄与できそうな遠距離の会話に興味をそそられ、カクランティウスが思わず口にした言葉に、アルトリアからは驚くべき答えが返ってきた。


「魔力ガ無イナド冗談ヲ……。ソレデハくろう殿ハコノ世界ニ存在シテイナイノト同義デハナイカ? ソンナ馬鹿ナ」


 カクランティウスは肩を竦めて頭を振る。

 魔力とは世界に存在する力とも言うべきものだ。

 魔力とはすなわち世界に存在しても良いと神々に認められた証でもある。


 カクランティウスの種族『吸血鬼ヴァンピール』はその魔力が生命と直結している。言うなれば、魔力そのものが形を持った者、魔力が存在を意味する力とされる根拠とされる種族である。

 カクランティウスのような『吸血鬼ヴァンピール』は、神々から「長く世界に存在していろ」と言われて、特異な『不死性』を授かったと言い伝えられている。だからこそ今のような骨だけの状態でも生きていられるのだ。


 逆にアルトリアはアンデッド――負の魔力故に神々に拒まれ、成仏出来ずにこの世界に存在している者だ。


 正にしろ負にしろ、どちらかの魔力があるからこそこの世に関われる……存在していると言える。


「ホントだもんっ! ボク毎日クロウを感じてたもん!」

「イヤイヤ、ソンナ筈ガ……」


 訝しげな様子を見せたカクランティウスに、アルトリアは拗ねたように頬を膨らませた。


 カクランティウスはアルトリアの剣幕に、もう一度顎を捻って考え込む。


 九郎は『来訪者』だ。魔力が神々が認めた証であるなら、『神から直接請われてこの世界に来た者達』である『来訪者』は格段に魔力を持っている筈である。今は亡きカクランティウスの妻であったオウギ ミツハも『魔力』だけは飛びぬけていた。それこそ『魔王』と称されたカクランティウスとタメを張った。

 カクランティウスもミツハ相手に尻に敷かれていたのは、恐妻家と言うだけでなく、ミツハがカクランティウスに比肩しうるだけの魔力を持っていたが為でもある。

 およそ戦いとは無縁で、魔法など御伽噺の世界でしか知らなかったと言っていたミツハでさえ、その魔法の威力は炎に強い筈のカクランティウスを焦がす威力を持っていた。


 やはりそんな筈は無いとカクランティウスが答えを導き出す。


「そんな疑うんだったらカクさんが調べてみればいいじゃんっ! ボクは嘘なんかつかないもん!」


 魔力が無い者など存在しないと同義である。ゼロとは何も無い事を表す記号であり、存在する力がゼロな者など存在しないということと違いは無い。そうカクランティウスは言い切ろうとして、アルトリアの言葉に口を噤む。


 人がどれ程魔力を持っているかなど、調べようとすればすぐに分かる。

 しかし魔力を測ることは簡単ではあるが、そう簡単に測れない理由が存在していた。

 魔力の内包量を調べようとするなら、肌を直接重ねて命の音に耳を傾けなければならない。

 それはすなわちカクランティウスが九郎の胸に頭を預けると同義で――。

 しかも素肌を合わせて――。


 カクランティウスは全身が泡立つような感覚に襲われた。

 嫌な想像を思い浮かべてしまった。


「ボクいっつもクロウと寝てるでしょ? クロウの胸ってばすっごいんだよ。熱い……ああ、胸板が厚いって意味じゃないよ? 抱きついてるとボクが溶けちゃいそうに成るくらい……。肌だけでもあんなに熱いんだから、きっと入れたら火傷しちゃう……」


 聞いてもいないのにアルトリアは、赤面しそうな言葉を臆面も無く言い放っていた。


 ――やめてくれ――。カクランティウスは今は無い耳を押さえて遠くを見る。

 うっとりとした表情で虚空を見つめるアルトリアと、ゲンナリとした表情で明後日の方向を見つめるカクランティウス。


「ワ、吾輩、狩リノ時間ダ……」


 カクランティウスはアルトリアの言葉を聞かなかった事にしようと決める。

 アルトリアの言葉に疑問を持ってしまえば、カクランティウスの精神が死ぬ。

 すでに嫌と言うほど心的外傷トラウマが刻み込まれていると言うのに、これ以上自分の精神を痛めつけるのは生死に関わる。


(今日モ空ガ青イナア……)


 カクランティウスは遠くを見つめて現実から目を背けた。

 今の話は元から聞いていない。世界には不思議な事が一杯だ。九郎も『不思議な不死者』で片付けてしまおう。見たくはない現実から目を逸らし、変わらぬ現実を追い求める。

 宿の中なのでもちろん空は見えはしない。


「そう言えばクロウは『子供を作る行為』が出来ないんだよね? てことはお尻だったら出来るのかな? カクさんはどう思う?」

「何デ吾輩ニ聞クノダアァァァァァァ?!?」


 見たくはない現実が追いかけてきていた。

 カクランティウスは逃げ出そうと足を速める。


「あ、カクさん。今日の狩りであのミミズみたい奴いたら取って来てねっ!」

「ウ、ウム?! アレハ売レナイト思ウガ……」


 唐突にアルトリアの方から話題を変えてくれた。

 全く関係ない話が出てきてカクランティウスは安堵の吐息と同時に疑問を浮かべる。


「あのヌルヌル良さそうじゃない?」

「ナンデ今ソンナコト言ウ!? ぬるぬるッテ必要!? 何ニ!? ナニニ!!?」


 話題はちっとも変っていなかった。

 逃げ出そうとした先は回り込まれてしまっていた。

 見たくはない現実は逃げ出した先まで追いかけてきた。

 カクランティウスは少し泣きそうになった。


☠ ☠ ☠ 


(カクさん、大丈夫かなぁ……)


 狩りに出かける前に疲れた顔をしていたカクランティウスを見送り、アルトリアむくれていた頬を抓る。


「クロウが存在しないだなんて……冗談でも言わないでよ」


 アルトリアはカクランティウスの背中に小さく愚痴を投げかける。

 聞こえるはずも無い言葉であっても、言っておかなければ気が済まなかった。


「ボクが触れる……ボクを抱いてくれる唯一だよ?」


 カクランティウスは自分の種族が魔力ありきで存在する種族だから、あのような言葉になってしまった事は分かっている。

 しかしアルトリアは九郎の存在を否定された様な気がして、少しばかりむきになってしまっていた。

 カクランティウスが九郎のクロウを恐れている事もアルトリアは気に食わない。

 自分の夢であり、希望である。九郎のクロウはアルトリアにとっては宝物に等しい存在だ。


(でも……言い過ぎちゃったかなぁ……)


 とは言えアルトリアも男同士がくんずほぐれつしているのを見て、喜ぶ趣味は持っていない。

 生命の神秘に魅せられているアルトリアは、命を作る行為そのものに憧れているのだから。


(さて……ボクも頑張らなくっちゃ!)


 体を絞るように伸びをしてアルトリアは自分の頬を叩く。

 九郎が稼げなくなった今、リオを買い取る金は自分達が稼がなければならない。


 一刻も早く九郎に抱かれたいアルトリアは、金を稼ぐ方法をずっと考えていた。

 九郎にばかり働かせて自分が何もしていないのがもどかしかったのもある。

 農村に生まれ、『不死者アンデッド』になってからもずっと畑仕事に精を出していたアルトリアは、男の稼ぎを待つだけの女では無かった。 

 命を育む女は働き者でなければならない。山の動物達も雌の方が働き者だ。


「野菜や花が高いんだよね……この街……」


 金と言うものを殆んど初めて触れたアルトリアは、目の前に溜まっている銀貨を見ながら考え込む。

 砂漠の街だからか、バッグダルシアには野菜の類が少なく、また高価だった。

 花や薬草はそれに加えて更に希少なのか、驚くほど高価で売られていた事を思い出す。


「でも……『命のメシス・女王のレギーナ・魂のアニマ・収穫ヴィータ』でも実らなかったんだよね~……。なんでだろ?」


 砂漠は死が溢れているように見えていた。野菜や薬草が高価な事に目を付けたアルトリアは何も無い街の外れの砂地で『命のメシス・女王のレギーナ・魂のアニマ・収穫ヴィータ』――死を反転させる魔法を試していた。

 本来なら死が溢れている筈の砂地は、緑豊かな草原に変わる筈だった。

 しかし砂地は砂地のまま、何の変化も起こらなかった。


「カクさん、クロウの魔力を気にしてたけど、この街だって魔力は無いのにね」


 アルトリアは天井を見上げて独り言を呟く。

 カクランティウスは魔力は全てに存在していると言っていたが、この街の砂に魔力は一欠けらも存在していなかった。


「でもボク農家だもん……。お金ってどうすりゃ稼げるのさ……」


 アルトリアは眉尻を下げてぼやく。

 思いついた時は妙案だと思っていた。土さえ作れれば農作物を育てられる。命の神、黒の神の巫女でもあるアルトリアなら作物を成長を促進させることも可能だ。それを売り出せばと考えていたのだが、その土に全く栄養も魔力も無いと育ちようが無かった。いくらアルトリアでも無から有は生み出せない。生命を紡ぐには代償となる命、供物アルトリグムが必要になる。


「女がお金を稼ぐんなら体で稼ぐのが一番だって言ってたけど……」


 街の人々に聞いて回ったが、アルトリアを見て皆一様に同じ言葉を口にしていた。

 そもそも娼婦に成れる身であればアルトリアはここまで必死になっていない。声を掛ける度に胸に触ろうとしてくる男達も、皆アルトリアに近づくだけで膝を折る。カクランティウスの一件で反省していた手前、発情しないように気を付けていると言うのに、男が触ろうとするだけでアルトリアは命を吸い取り始めてしまう。リオは普通だった事から、男相手だと緊張してしまう所為かも知れない。

 

「もー……クロウに内緒でゴメ売っちゃおうかな……。潰してお粥にすればバレナイ……」


 言ってアルトリアは顔を上げた。

 ゴメを売るよりも稼げそうな妙案が思い浮かんでいた。


☠ ☠ ☠


「今日はここまでだ! 明日も同じ時間から作業に取り掛かれ!」


 夕陽が沈んでかなりの時間が経ってから奴隷頭の声が響いた。

 砂漠の気候だからか空には雲一つない満天の星空が広がり、月明かりが青々と荘園を照らしていた。

 普段であれば歓迎する明るい夜の灯りも、働かされる身としては恨めしい。

 昼に昼食を摂れなかった者達はあちらこちらで声と同時に崩れ落ちていた。


「リオ、終わりだってよ」


 暗闇に向かって九郎は声を掛ける。

 いくら月明かりが明るいからと言っても、葡萄畑の中は薄暗い。

 目を凝らさなければ見えない茂みにしゃがんでいたリオを見つけて、九郎はほっと胸を撫で下ろす。


「分かった……」


 ぶっきら棒なリオの返事が返ってきた。

 その声は疲れているがまだ余力は残っていそうだ。

 一週間とは言え、リオをアルトリアと九郎の二人で甘やかせるだけ甘やかして来たので、他の奴隷達よりも体力が回復していたのかもしれない。


「じゃあ、籠は俺が担いでいってやんよ。女の子に重い物を持たせるのは男の名折れ……。女の子には俺への思いだけを持ってて欲しいぜ……ってな!」


 それでも疲れているだろうと、九郎は場を和ませようと笑って見せる。

 暗闇の中でリオの金色の目が大きく見開かれ九郎をじっと見つめていた。


「お前さ……アタシを買うつもりなんだよな……?」


 猫みたいに茂みに隠れ九郎を伺いながら、リオが口を開いた。

 そのつもりなのだが九郎はとっさに言葉に詰まる。


 女性に面と向かって買うだのいわれると戸惑ってしまう。この世界では娼館に行った事も有るのに何故だか狼狽えてしまった。

 その理由は何となくだが思い当たる。


 娼館の女性達は良くも悪くも明るかった。望まない仕事に就いている者達もいたのだろうが、体を売ることを誇りに思っていた女性もいた。一人しか買ったことは無いし、結局九郎が一人で悶絶して有耶無耶になってしまったが、その女性も底抜けに明るい女性だった。人生に悲観しているようには見えなかった。


 だがリオは違う。望まないままに体を売られ、望まないままに人生を過ごして来た事がありありと見えていた。恐怖と痛みに体を開くしかなかった彼女に同情しているのだと九郎は気付く。

 容姿は綺麗ではあるが、リオは可愛げがあるほうではない。九郎に対しては当たりのきついリオをどうしてここまで気に懸けるか……それは同情心からに他ならない。


「買うさ。だが首輪付けて引きずりまわすつもりは……なくなった……」


 単なる同情心から九郎はリオを気に懸けていた。

 それが分かってスッキリしたと、九郎は頭を掻きながら月を見上げる。

 奴隷を良く知らない自分が甘かったのだと気付かされた。奴隷の身分は悲惨なのだ。九郎は感じなくてもリオは感じていた。女性であり、傷付けられる側だったからこそだろう。『不老不死』で疲れない自分であれば傷付く事も疲弊することも無いが、リオは普通の人間だ。疲れ傷付き今にも倒れそうだった。だからこそ九郎はリオ救いたいと思ったのだ。捨て猫を見つけてしまえば放ってはおけなくなる。その心境と同じような感覚で九郎はリオに接していた。


「どういう……ことだそりゃ……アタシを抱きたいんじゃねえのか?」


 茂みの中でリオの金色の目が瞬いた。

 訳が分からないと言ったふうなリオの視線に、九郎は苦笑いを返す。


 きっとこの考えは傲慢なものなのだろう。

 持てる者……何も持ってはいない九郎だが、自由だけはあるように思えた。今の自分は死からさえも解放された自由がある。奴隷にされ繋ぎ止められていたとしても、その拘束は九郎を縛る物では無い。逃げ出そうと思えば直ぐに逃げ出せる身だからこそ、他人を気遣う余裕ができる。

 だからこそ九郎はリオを自由にしたいと思ったのだ。

 

「俺が欲しいのは金じゃ買えねえものだかんな」


 いくら金を積んでも人の心までは買えはしない。九郎に「本心から抱かれたいと思うという事」は、金が介入していては駄目なのだ。それでは娼婦を買うのと何も違いがない。


「じゃあお前は何のためにアタシを買うんだよ?」


 リオの目つきは訝しがるような目に変わっていた。奴隷として引きつれるのではなく、ましてや体も目当てでないとすると大金を積む理由が無いと目が語っている。

 どう答えたものかと九郎は逡巡する。正直に同情心からだと言っても良いが、それだと更にリオを傷付けてしまうのではと言った心配もある。


「そりゃ、リオの笑顔を買う為さ!」


 片目を瞑って九郎は気障に言い放つ。

 自分が何のために頑張っているのかと考えた時、九郎は自然とその答えが口から出ていた。

 同情心とは、言うなれば相手にも自分の幸せを分けたいと言う心だ。

 散々な目に遭って来た九郎だったが、持ち前のポジティブさで今は全く不幸だとは思っていない。

 待っていてくれる恋人に会いに行くための旅の途中。アルトリアと言う魅力的な女性も自分を求めてくれている。二人の魅力的な女性に言い寄られて不幸な筈が無い。

 そんな幸せを誰かにおすそ分けしたい。そこにたまたま不幸を背負ったふうなリオが現れた。ただそれだけのような気がした。


 最高のキメ顔で色男を気取って見せた九郎にリオは黙ったまま俯いていた。


 流石に気障過ぎたかと九郎が再び苦笑に戻る。

 しばしの沈黙が訪れ、その沈黙を破ったのはリオの聞き取り辛い囁きだった。


「……ってやるよ……」


 再び顔を上げたリオの顔には悲壮な笑顔が浮かんでいた。

 そう言うのじゃないと九郎が弱り顔を浮かべる。


「笑ってやったよなぁっ! これでアタシが買える価値があるんだよなぁ!?」


 引きつった笑顔を浮かべたままリオは九郎に詰め寄っていた。

 ここまでリオが九郎に近付いてきたのは初めてだと思うほど、触れる寸前まで寄ってきている。


 間近に来ればリオが震えている事も分かってしまう。

 自分はそれ程恐ろしい存在なのかと九郎は苦面する。


(こういうのは求めてねえ……)


 さて困ったと九郎が悩んでいるとリオが震える手で九郎の胸に触った。


「…………抱かせてやる……」


 震える声でリオが言う。


「は? いや……知っての通り、俺は今出来ねえって……」

「で、でも……もうアタシには何も残ってねえんだ」


 何を言い出したのかと九郎がリオを覗き込む。

 その顔にはまだ恐れの感情がありありと浮かんでいた。どう見ても本心からの言葉とは思ない。

 必死に自分の感情を押し殺して、引きつった笑みを浮かべるリオは、見ているだけで心が痛くなってくる。


「払えるもんは今払う! 何でもしてやる! 嫌がらねえ! 泣かねえ! だから……」


 人が恐怖を最大限に感じた時こういう笑顔を浮かべるのだろうか。

 筋肉が強張り、震える口角を無理やり引き上げたリオの顔は、笑顔でありながら幸せの一欠けらも存在していない。

 無理やり作った笑みを湛えて、リオが九郎の首に手を回す。

 そんなものは求めていないとリオを引きはがそうと九郎がリオの肩を掴んだその瞬間、リオが強張った笑みのままに涙を流した。


「弟を……助けてくれないか……?」


 表情も声色も笑い声のように軽かった。

 簡単そうに言いやったリオの言葉はしかし、九郎の胸に重さをもたらしていた。

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