99.クラスメイトが使い魔になりまして 感想

 こちら第十三回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞&審査員特別賞をダブル受賞した作品です。


 このラノ2020では文庫部門21位、新作部門10位にランクインしています。


◆タイトル『クラスメイトが使い魔になりまして』

◆作者 鶴城東

◆イラスト なたーしゃ

◆レーベル ガガガ文庫

◆発売日 2019/05/17


◆感想


 落ちこぼれ魔術師の芦屋想太はある日手違いからクラスメイトで名門出身、誰もが憧れる学年一の美少女である藤原千影を使い魔にしてしまう。


 気が強く反抗的な千影と想太は反発し合うが、次第に仲を深めていき――


 現代日本っぽいファンタジー世界での学園ものです。


 意図せず使い魔と主人になってしまった二人。


 初めは反発し合っていた二人が一緒に暮らしたりクエストをこなしたりしているうちに徐々に仲良く、という展開は王道ですがやはりニヤニヤできます。


 ファンタジー要素もあるのですが、難しい用語や凝った設定もなく、ラブコメらしい明るくて楽しくてちょっぴりエッチという雰囲気を貫いているのが逆にいいですね。


 そうそう、読みたいのはこういうのなんだよ!という感じ。ラブコメ好きのツボを押さえています。


 そして二人の過去にも何やら秘密がありそうで……


 読んでいて楽しい、読後感の良いラブコメです。おすすめ!

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る