59.特殊性癖教室へようこそ! 感想

 第22回[秋]スニーカー大賞特別賞を取った話題作です。


 BOOK☆WALKERでスニーカー文庫の割引をやっている時に買いました。


◆タイトル『特殊性癖教室へようこそ!』

◆作者 中西鼎

◆イラスト 魔太郎

◆レーベル スニーカー文庫

◆発売日 2018/03/01


◆感想


 新卒教員、伊藤が受け持ったクラスには20人の特殊性癖の持ち主が集まっていた。伊藤の役目は生徒を正しい道へと導くこと――ではなく、生徒の性癖を伸ばすこと!? というお話。


 表紙絵はわりと普通だったので、エロいタイトルで釣っておいて実は普通のラブコメ……という作品かと思っていましたが、中を開いた途端にいきなりパンツ! おっぱい! 縛りプレイ! だったのでびっくりしました笑


 おいおいスニーカー文庫さん! ラノベでその絵はありなのか!? エロ本じゃないのか~と思わずツッコミ。


 でもまあ、買ってしまったのでとりあえず中を読んでみることに。わたくし、淑女ですがこう見えてエロ耐性は結構あります。


 で、読み始めると……「過去の偉人には皆変わった性癖があった。そこでそういった偉人の卵の個性を伸ばそうと特殊性癖を持った生徒を集めた特殊性癖学級が作られた」って! よく思いつくなあ、こんな設定。


 設定だけでは無く、その後の展開も「何でこうなるのっ!」と突っ込みたくなるところが満載。


 でもハチャメチャなテンションで怒涛のごとく物語は進んでいくので、無茶な展開も段々と気にならなくなってくるのが不思議なところ。


 肝心のエロですが……うん、アウトの一歩手前? いや、人によってはこれは完全アウトかも笑


 一つ頂けないのは、眼鏡っ娘が眼鏡を外したら可愛くなるという所ですね。眼鏡っ娘というのは眼鏡をかけているからこそいいのであって、それを外したら台無しじゃないか!(突然の眼鏡フェチ暴露)


 次々に主人公、伊藤を襲うエッチな罠。そして清楚な委員長に隠された性癖とは?


 非常にラノベとエロ小説の狭間のギリギリの所を攻めてる作品だと思うので、エッチなのが好きな人にオススメ!

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