第9話 「王子と私」 青瓢箪様

「王子と私」 青瓢箪様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885908838



     ◇   ◆   ◇



日常にふと訪れた非日常の恋。


シングルマザーのキエコは毎日それなりに充実した生活を送っていた。そんな彼女のもとに、過去に出会ったとんでもない思い出の美形ガイジンさんが現れて……。

毎日を必死に頑張る、世のすべての女性に、母に、贈る物語。


(作品紹介より抜粋)



     ◇   ◆   ◇



 これは夢なのでしょうか。

 目の前にこんなイケメンさんがいるなんて。



>中東の浅黒い肌、彫りの深い目鼻立ち、凛々しい眉毛。

 砂漠と月とラクダと銀の鞍がバックに似合いそうな。

 王子様といっても違和感のない麗しい容姿。


>しかし、そ



 ……はい、ここで切ります。物語の面白さが半減してしまわぬように。

 「イケメン鑑賞会」作品の中では珍しい(かもしれない)、中東系のイケメンさんです。

 キエコは学生の頃に、そんなイケメンに出会いました。

 そのときは、それだけ。

 親しくなることはありませんでした。



 今やキエコはシングルマザー。

 女友達とのおしゃべりが息抜きです。

 たまに無性に不安に駆られながら。

 あるとき、テレビ番組で“ある人”を偶然見つけます。

 そのとき、マンションのインターホンが鳴り、応対しようとすると……



 軽快な関西弁で語られる、ショートストーリーです。

 笑ってしまいそうだけど、切ない物語。

 キエコの心境は、女性なら多くのかたが共感してしまうのではないでしょうか。

 しかしながら……このイケメン、罪すぎる!

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