第56話 正義の味方に抜擢されちゃってェ~

「アスカ、ホストの仕事辞めてどうすンの?」

 ヒカルは熱い眼差しを美剣に向けた。


「う~ン! 俺、最近、なンか知らねぇけど正義の味方に抜擢ばってきされちゃってェ~!!」

 美剣アスカは笑顔を絶やさない。


「マジ~…? それって、ヤバくない?」

 心配顔だ。


「全然、敵のダークネスだか、なンか知らねぇけど、チョロくって!!」


《な、な、なぁんだと~ー! 美剣め!!》

 総裁は、木陰から睨みつけた。

 星はハラハラし、Kはニヤニヤして事の成り行きを見守っていた。

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