第37話 ネオ・ヨコスカ

 総裁らは、ネオ・ヨコスカ最大の歓楽都市にそびえ建ったランドマークタワーの地下秘密施設から地上に出た。


 ギラギラと肌を焦がすような日差しが降り注いでいた。

 夏休み間際なので、街を歩く学生たちも陽気に浮かれていた。

 女子中高生たちは惜しげもなく健康的な生脚を晒していた。


《ヌッハハハ…! 夏はご機嫌じゃ! ただで女子高生の生足を拝めるンじゃ!!》

 後部座席から眺めていた総裁の笑顔がこぼれた。


「キショいンだけど、爺ィ~!」

 レディKは眉をひそめた。

 

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