第22話 『歌舞伎町の女王』だよ❗❗

 だが、星の紹介が済む前に美女は総裁に歩み寄り、

「爺ィ~!」襟首を掴んだ。

《な?》

「こっちは、爺ィ~の道楽に付き合ってられるほど暇じゃねぇンだよ!!」


《う、うゥ…》総裁は苦しげに唸った。

「ちょっ、ちょっ、この方は悪の総裁なンすよ!!」

 星が忠告した。


「知るか! 爺ィ~が、悪の総裁なら、私は、『歌舞伎町の女王』だよ❗❗」


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