第2話

「はぁ」


「おーい、悠真ーテストどうだった?」


「お前こそどうなんだよ、誠」


「オワタ\(^o^)/」


「知 っ て た」


「って俺じゃなくてお前のこと聞いてるんだよ、悠真はどうだった?」


「お前と同じだよ」


何故こんな話をしてるのかと言うと今日は期末テスト最終日、いつもは平均以上取れるけど今回は授業中は寝る、そして家では朝まで起きると言う不健康な生活を送っていた、それに夜やっているのはオンラインゲームだ

オンラインゲームの内容は中世ヨーロッパ風の世界で自分の領土を拡大しつつ自軍をガチャから出るキャラや装備で強化していく為キャラがダブっても需要がある良いゲームだと思う、個人的にはね。

でも、残念ながらどのオンラインゲームも大半は課金システムがあり課金している奴はやっぱり強い。このゲームで課金要素はやはりガチャだろう、レア度はC⭐1、UC⭐2、R⭐3、SR⭐4、SSR ⭐5、UR⭐6の六段階+シークレットレアである

シークレットレアと言っても確率は表示されていないが時々SNSでシークレットレア出たーと言う報告を見たりする、シークレットレアはこのゲームが始まって今年で四年目だがシークレットレアの報告は10件にも満たない。因みに⭐6のURの排出率は0.011と低すぎる設定なっている上、現在あるURが合計11種類しかないため更に出にくい。そのせいでURのキャラ欲しい!と始めた初心者が何十万もこのゲームに溶かすのは今や普通になっている。このゲームはストーリーが少ない分グラフィックやキャラデザイン、オンライン対戦などを他のゲームに負けないほどに良いゲームとなっている。それに壊れキャラを出してしまった場合即座に修正する辺り、このゲームの良さは良い運営にも恵まれてるとも言えるだろう。


「今回、欠点どれくらいだ?」


「俺は低くて3、高くて5じゃないかなぁ、悠真は?」


「俺は3つじゃねぇかな、多分」


「あー、取り敢えず帰っていつものやるか、そろそろギルド戦だろ?」


「そうだったな、ギルドメンバーと作戦会議かぁ、今日も徹夜だなw」


「悠真、徹夜何日目?」


「今日で4日目」


「よくやるなぁ、ほんとに」


「テストで寝れば良いからな」


「お前、今回最短何分?」


「数学で15分」


「解いた問題は?」


「最初と、最後の証明3問」


「欠点じゃねぇか」


「俺は数学が無理なんだよ」


「知ってる。中学の時と0点連発してたもんな」


「あれは、回答を考える前に寝てしまってたからな」


「ん、なら少し成長したじゃん」


「成長と言うか徹夜辞めれば良いんだけどな」


「お前絶対無理だろw」


「それな、絶対無理だからこうなってんだろ」


「そうだな、んじゃ13時からやるか?」


「12:30からVCありで、やるぞ」


「おけ、んじゃ、また後でな」


そう言うと誠は鞄を持って教室を出て行った


「さて、俺も帰るか」


俺も鞄に筆箱等を直し、鞄を持って教室を後にした。


おれの帰路は・・・話さなくて良いよな、てか聞きたい奴いたら驚くわ。てなわけで帰宅ー、玄関で靴脱いでリビングに居る母にただいまーって言って自分の部屋にレッツゴー、自分の部屋二階にあるけど今日みたいにテンション高い日に時々階段から滑り落ちるのでゆっくりあがっていく。そして部屋にあるPCを起動させヘッドフォンを用意して準備万端、そしてゲームを起動している内に明日の用意をすます、ここまですればもうトイレ、風呂、ご飯の時以外は部屋から出る必要も無い。


 いつものようにゲームを起動させる。


「誠のやつまだログインしてねぇな、ん?なんだメールか」


今日は珍しく自分に対して他人からメールが届いていた

メールのアイコンをクリックして中身を見る


「うわっ、神を名乗る者からの手紙って何だよ。それに件名もひでぇ」










From:神を名乗る者

To  :ユーマ

件名 :君は選ばれた


私は神だ、と言っても信じないだろうから神を名乗る者と言う名で送らせてもらった。君は神に(クジ引きで)選ばれた。

君はこの世界ではなくゲームの世界に生きてみたいと思ったことは無いだろうか?合ったのなら、またはそれに興味がわいたのならこのメールに返信して欲しい。期限は今日の夜までだ

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