戦隊モノで俺が黄色だった謎" 〜放課後戦隊アフターファイヴ!〜

Un-known

第1話 ガンジーなき世界

「シウム、どうしたの?」


「にゃ?」


「元気ないよ」


「あ、そう見える? いや、俺ちゃんは別に何でもねーんだけどサ」


「そう見えないけど大丈夫?」


「雪、サンキュー。優しいね。だから、好き」


「♡」


「うん、マジで大したことないんだけどね」


「何々、教えて。気になる」


ガンジーバープーがよ、いなくなったんだよ」


「うそ!?」


「マジ」


「だよね。シウムは嘘つかないもん。だから愛してる」


「雪、お前、何か変わったことない?」


「ないよ。どうして?」


「俺の勘だよ。雪に危ない何かが迫ってる気がする」


「ええ!?」


「んんん、単なる勘だからさ、別にどうでもいいんだ」


「……ごめん。心当たりないや。絶好調だし、問題が見つからない」


「重畳。じゃ、菊理姫様の神社までかっとばそうぜ!!」


「うん!!」


「あ、でも、安全運転してな。俺ちゃん、事故ったら死ぬ気がするんだ」


「……」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る